★★★★☆
カナダのヴァージン・スーサイズ
なんて言われたら観たくなるっしょ?
ってことで観てみた。
ヴァージン・スーサイズに比較されるぐらいだから、どんなに悲惨な話なのかと思いきや、そーでもなかった。
1960年代のカナダのある家庭の物語。
父親は元軍人でかなり自己中心的な性格。ソ連の核攻撃に備えてうちの庭にシェルターを作って、訓練がてら2週間ほど狭い地下のシェルターで家族全員過ごしちゃったりする人。
母親は若い頃は天使のように美しい踊り子だったが、現在はアルコール中毒で心の病を患っている。
長女のノーマはぽっちゃり体型にメガネとうい典型的な地味ガール。学校ではイジメられてるし、友達もいないみたい。でも、母親の世話はよくするし、父親の独裁にも文句言わずに甲斐甲斐しい。父親には気に入られてるようだ。
次女のルーは気が強く、父親に対して憎悪にも近い感情を持っている。夢は「パパの銃でニクソンを撃つこと」だそう。父親にもハッキリ自分の意見を言う唯一の娘。いつも家を出たいと思っている。アメリカから転校してきた男の子と恋愛関係になる。
三女のサンデジはブロンドの髪で、いつも自分で作ったオシャレな洋服を着たお人形さんみたいな女の子。しかし、妻子持ちの男と不倫関係にあり、せつな的な恋に走っている。
そして、この家庭には実は長男が存在していた。長男は生後まもなくナイアガラの滝で転落して死亡。
母親の心が病んでいる原因はどーやらこの辺りにあるみたい。
全体的に淡い色合いで映像的になかなかかわいくてよかった。
ストーリーはなんとゆーか全体的に惜しい感じだったけど、割と好きな感じだった。
長女ノーマが仲良くなる近所の転校生の子がどーやらレズなんだけど、そこはあまり詳しい説明がなくって、結構あっさりしてる。その辺もうちょっと突っ込んでくれたらもっとおもしろくなったのでは?って思うんだけどなぁ。
次女の彼氏のアメリカ男はあまり魅力のない男だった。でも、いっちょまえにドラッグなんかしちゃってたね。
ラストは案外平和な感じだったからヴァージン・・スーサイズとの共通点はそんなに無い感じしたけど、これはこれでまぁ良かったのではないかと思った。
これも予告編の動画なかった。。。
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Plastic-Mix 20140328
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