「サムサッカー」
★★★☆☆
再見。親指をしゃぶる癖のある高校生である主人公が薬の投与で精神的に自信を持って活動的になるお話。癖の克服し、弁論部のエースになって試合で勝ちまくりの優秀な人間になるんだけど、最終的には別の形で成長する。少年の持つ成長の課題を少し変わった視点で描いていていいんだけど、少年の心は成長するが、ラストシーンはいまいちスッキリしない内容だったなぁ。以前観た時も似たような感覚があった気がする。
「イゴールの約束」
★★★★☆
ダルデンヌ兄弟初期の作品。「ロゼッタ」以前の作品だけど、作品に流れるテーマはこの映画以降の作品と共通しており、視線は常にフランスの貧困層から見た少しダーティな世界。この物語でも不法移民の宿泊施設を運営する父になんの違和感もなく父の言うことを聞いていた少年がその施設にいた一人の男性との死に際に交わした約束を守るために少しづつ自分の意思で行動をはじめる物語。これも上の作品と同様に少年の成長の課題を描いているのだけれど、やはり物語の力というか、必然性のようなものはこっちのほうが強く感じられ、さらに観た人の心にある種の問意識を植えつけるような内容になっており、自分もこの監督の映画を観るたびに様々な感情が湧き出してくる。いい映画です。
「リディキュール」
★★★☆☆
フランス革命直前のベルサイユ宮殿を舞台に正義のために権力闘争に勝ち抜こうとする地方地主の物語。監督はパトリス・ルコント。宮殿のサロンで成り上がるために用いる「エスプリ」という概念がなかなかおもしろかったんだけど脚本自体はまぁ、特に取り立てて素晴らしい部分は感じなかった。ルコントにしては割とストレートないい話だった。ベルサイユ宮殿を舞台にしたルコント作品ということで脚本よりも映像に期待していたんだけkど、正直言って映像もそんなにいいってわけでもなく。可も無く不可もない作品に。
「エンジェル」
★★★☆☆
フランソワ・オゾン初の英語作品。1900年初頭のイギリス。田舎の貧しい家庭で育った少女が作家としての才能を開花させなり上がっていく物語。主人公の少女の性格がとっても悪いのがおもしろかった。しかも、最後まで良くならない。これが良かった。物語自体はまぁ、よくある栄光と孤独のようなテーマで富も名誉も手に入れたけど、結局孤独でした。みたいな話でした。オゾンの映画って凄く大衆的な作品と文学的な作品があるんだけど、これは割と大衆的な作品の方に分類できる気がする。誰が観てもそこそこは楽しめる作品だと思います。
「リトル・ランボーズ」
★★★★★
偏った環境で育った全く正反対の二人の少年が出会い、映画「ランボー」に感動し、二人で映画を作ろう!っていう青春映画。主人公の少年が描く妄想の正解がとっても色鮮やかで瑞々しくて最高なんです。二人の少年の友情だけではなくて、フランスから来た大人びた留学生のキャラもなんというかバカっぽくてかわいい。そして、ラストは見え見えなんだけど、ホロリとさせられてしまう。子供の純粋さと、バカバカしさをかわいくて、おかしなタッチで描いた良い映画でした。単純に楽しめます。
「カミングアウト・オブ・ザ・デッド」
★★★★☆
これはなかなか良かった。「○○オブ・ザ・デッド」系のタイトルのゾンビ映画って正直ショボイの多いんだけど、これは結構良くできていたと思う。ゾンビを通じてアメリカ社会の暗部というか社会問題的な部分に切り込んでいる感じがいい。しかも、説教臭くなくあくまでブラックコメディーとしてやってる感じがおもしろい。そもそも一体なにをカミングアウトするんやろ?って思ったら自分がゲイであることはカミングアウトする。って始まりがいい。同性愛だけではなく、人種問題、盲目的な信仰心などなかなかディープな内容を結構おもしろおかしくゾンビの中に入れ込んでいて個人的には結構満足感ありました。でもDVDのパッケージに書いてある「ショーン・オブ・ザ・デッド以来の傑作」はちょっと言い過ぎかな、と。
「トリュフォーの思春期」
★★★★★
思春期よりはずいぶん若い小学生くらいの少年少女たちの織り成すかわいい物語。これはもう単純にかわいい、でもかわいいだではなくさりげなく社会問題にも触れている。トリュフォー映画の中でもかなり取っ付きやすい作品なのではないかと思う。この動画だけ見ると↑少年と少女の淡い恋愛もの「小さな恋のメロディ」みたいな感じに見えるかもしれないけど、そうでもなくて、もっと子供っぽい感じがするエピソードが多い。純粋なだけではなく、ずる賢い子供の姿も描かれているんだけど、やっぱかわいいから観てて安心できる。
「ゾンビハーレム」
★★★☆☆
これも、ゾンビ映画のなかでは割とがんばってる方だった気がする。ダメ男6人が訪れた田舎の村は女の人にだけ感染するゾンビウィルスが蔓延していて、へんてこな女ゾンビにおっかけまわされる物語。主人公たちはかなりバカばっかりなんだけど、その割にはちゃっかりゾンビ撃退しちゃうんだよねー。もっとバカなことしてほしかったなぁ、というのがこの映画観て一番感じたこと。ラストはなんとなくいい話っぽくまとめようとしてる感じはちょっといただけなかったかな。
最新のDJ-Mixはシューゲイザーっぽい感じの曲で作ってます♪ここから聴けます↓
http://www.mixcloud.com/yu-ki-shibutani/plastic-mix-20140222/


