皆さんごきげんよう。管理人のリオンです。
前回に引き続き、TRPG『サイバーパンクRED』のルール解説をしていきます。
今回はネットランの中で出会う『ブラックICEプログラム』と戦闘での解決方法、そして逃走方法について解説していきたいと思います。
▶サイバーパンクRED:イージーモードの紹介
サイバーパンクREDは、初めての方向けに無料のルールブック『サイバーパンクRED:イージーモード』がホビージャパンさんから無料で配信されています。以下から入手して、そこからルールに触れることもできます。
サイバーパンクRED:イージーモード
https://wit-awscms-witweb.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/hjcardgamer/CPR_EasyMode.pdf
それでは始めていきましょう。
▶『ブラックICEプログラム』
『ブラックICEプログラム(以下ブラックICE)』は、NET構造体から侵入者を撃退するために作られた敵対プログラムで、通常のプログラムより攻撃的で危険なプログラムです。
また、語尾のICEとは、Intrusion Countermeasures Electronicsの略で日本語では、"侵入対抗電子機器"と訳されます。
『ブラックICE』は、攻撃対象を見つけ次第、先制攻撃を仕掛け、ブラックICEの耐久値(【耐】)が0になるか、プレイヤーであるネットランナーがインターフェイス能力である《スライド》(別の階層へ移動)が成功するまで執拗に攻撃を続けます。
▶『ブラックICE』の種類
ブラックICEには以下の2つの種類があります。
・対人ブラックICE:
ネットランナーの脳を対象とし、HPに直接ダメージを与えます。
・対プログラムブラックICE:
ネットランナーが使用しているプログラムを攻撃、破壊することに特化しています。プログラムがない状態のネットランナー自身を攻撃することはできませんが、プログラムが再起動されるまで執拗に攻撃を続けます。
▶『ブラックICE』が持つステータス
ブラックICEは以下のステータスを持っています。
・クラス:そのブラックICEの種類です。ブラックICEには、対人ブラックICE、対プログラムブラックICEの2つのクラスがあります。目標の種類が指定されているものはその対象に対してのみ効果を発揮します。
・使用スロット数:そのブラックICEをサイバーデッキに入れておくのに必要なスロット数です
・知覚力【知】:そのブラックICEから《スライド》(別の階層に移動)で逃走するのにどれだけ難しいかを表す数値
・速度【速】:そのブラックICEの反応速度。この数値が高いブラックICEはネットランナーと遭遇した直後に自動的に攻撃を与える可能性が高い
・攻撃力【攻】:そのブラックICEが自分のターンに攻撃する際に判定に加える数値
・防御力【防】:そのブラックICEが防御を行う際に判定に加える数値
・耐久力【耐】:そのブラックICEのヒットポイントです。その”生きている”ブラックICEが”死ぬ”までに耐えられるダメージの総量です。
・効果:そのブラックICEの攻撃が命中した時に何が起こるかを示します
・価格:ナイトシティの主要通貨であるユーロバック(eb)で示したそのブラックICEの価格です。
▶ブラックICE一覧
ブラックICEを一覧で紹介します。
・『アスプ』
クラス:対人ブラックICE 価格:100eb 使用スロット数2 【知】4 【速】6 【攻】2 【防】2 【耐】15
効果:敵ネットランナーのサイバーデッキにインストールされているプログラムをランダムに1つ選び、破壊する。
・『ウィスプ』
クラス:対人ブラックICE 価格:50eb 使用スロット数2 【知】4 【速】4 【攻】4 【防】2 【耐】15
価格:敵ネットランナーの脳に直接1D6ダメージを与え、そのネットランナーが次のターンに行えるNETアクションの回数を1減少させる(これによって2回より少なくなることはない)。
・『クラーケン』
クラス:対人ブラックICE 価格:1000eb 使用スロット数2 【知】6 【速】2 【攻】8 【防】4 【耐】30
効果:敵ネットランナーに3D6のダメージを与え、次のターン終了まで構造体内で進行したり、安全にジャックアウトすることができなくなる(危険なジャックアウトは可能)。
・『ジャイアント』
クラス:対人ブラックICE 価格:1000eb 使用スロット数2 【知】2 【速】2 【攻】8 【防】4 【耐】25
効果:敵ネットランナーに3D6のダメージを与え、強制的かつ危険にジャックアウトさせ、構造体を追い出される際に遭遇した「生きている」ブラックICEの効果を全て受ける(「ジャイアント」は除く)。
・『スカンク』
クラス:対人ブラックICE 価格:500eb 使用スロット数2 【知】2 【速】4 【攻】4 【防】2 【耐】10
効果:この効果を受けた敵ネットランナーは、プログラムが「死ぬ」まで全ての《スライド》判定に-2のペナルティを受け、複数の『スカンク』の効果は同一ネットランナーに対して累積する。
・『スコーピオン』
クラス:対人ブラックICE 価格:100eb 使用スロット数2 【知】2 【速】6 【攻】2 【防】2 【耐】15
効果:以後1時間、敵のネットランナーの【移動】を1D6減少させる(これによって1より少なくなることはない)。この効果の大半は精神的なものであり、永続的な効果は一切残らない。
・『ヘルハウンド』
クラス:対人ブラックICE 価格:500eb 使用スロット数2 【知】6 【速】6 【攻】6 【防】2 【耐】20
効果:敵ネットランナーに2D6のダメージを与え、サイバーデッキに「インスレーテッド・ワイヤリング」がない場合、デッキと衣服に火をつけ、肉体アクションで火を消すまでターン終了ごとに2ダメージを受ける(累積しない)。
・『リッチ』
クラス:対人ブラックICE 価格:500eb 使用スロット数2 【知】8 【速】2 【攻】6 【防】2 【耐】25
効果:敵ネットランナーの【知力】【反応】【敏捷】を1D6ずつ1時間低下させ、1より低くならないが、この効果は精神的なもので永続的な影響は残らない。
・『レイヴン』
クラス:対人ブラックICE 価格:50eb 使用スロット数2 【知】6 【速】4 【攻】4 【防】2 【耐】15
効果:敵ネットランナーの”生きている”防御プログラムをランダムに1つ選んで破壊し、その敵の脳に直接1D6ダメージを与える。
・『ドラゴン』
クラス:対プログラムブラックICE 価格:1000eb 使用スロット数2 【知】6 【速】4 【攻】6 【防】6 【耐】30
効果:1つのプログラムに6D6ダメージを与える。このダメージがそのプログラムを”死なせる”のに十分足りるなら、代わりにそのプログラムは破壊される。
・『キラー』
クラス:対プログラムブラックICE 価格:500eb 使用スロット数2 【知】4 【速】8 【攻】6 【防】2 【耐】20
効果:1つのプログラムに4D6ダメージを与える。このダメージがそのプログラムを”死なせる”のに十分足りるなら、代わりにそのプログラムは破壊される。
・『セイバートゥース』
クラス:対プログラムブラックICE 価格:1000eb 使用スロット数2 【知】8 【速】6 【攻】6 【防】2 【耐】25
効果:1つのプログラムに6D6ダメージを与える。このダメージがそのプログラムを”死なせる”のに十分足りるなら、代わりにそのプログラムは破壊される。
▶判定方法
ブラックICEと遭遇した場合、以下のように判定します。
・プレイヤー側:
《インターフェイス》+プログラムの速度ボーナス+1D10
・敵ブラックICE側:
ブラックICEの速度(【速】)+1D10
この判定で負けると『ブラックICE』から即座に攻撃を受けます。
その後、『ブラックICE』は常にイニシアチブ・キュー(行動順)の最初に入ります。つまり次のラウンドでそのブラックICEが一番最初に行動することになります。
ブラックICEの先制攻撃後にあなたのNETアクション数がまだ残っている場合は行動が可能です。残っていなければそのターンが終了し、『ブラックICE』の行動から次のターンが開始されます。
『ブラックICE』は他のプログラムと同様にサイバーデッキにインストールすることもできるため、ネットランナーも『ブラックICE』を使用可能です。起動した『ブラックICE』は指定された対象を毎ターン攻撃し続けます。
複数の『ブラックICE』が戦闘に参加する場合、イニシアチブは後から起動したブラックICEほど早くなります。
▶ブラックICEからの逃走
インターフェイス能力である《スライド》(別の階層に移動する)を使用することでブラックICEから逃走を図ることができます。
以下のように判定してください。
・プレイヤー側:
《インターフェイス》+1D10
・敵ブラックICE側:
ブラックICEの知覚力(【知】)+1D10
この判定に成功できたなら別の階層に移動し、ブラックICEとの戦闘から逃走できます。
また、ブラックICEは《スライド》することができないので他の階層まで追いかけてくることはありません。
今回はここまで。
今回は『ブラックICE』の種類と戦闘での解決方法、そして逃走する際の判定方法について解説してみました。
次回は自立型管理プログラムである『デーモン』と『サイバーデッキ』を強化するハードウェアについて解説、紹介していきたいと思います。
