昨日カラオケに行く前に回転寿司を食べに寄ったんですが、会計を済ませたら祖母が急に「飴の掴み取りをしてみようかねぇ」と言い出したんです。
視線の先を見るとクレーンゲームのキャンディキャッチャーが。
パインの輪切りの形をした小袋入りの小さな飴が沢山入っていて『100円で2回』と書いてありました。
祖母はやる気満々で財布を開けて小銭入れをガチャガチャ。
「ば、祖母ちゃん…どうやってやるか分かると!?」
妹が慌てて声を掛けると、祖母は「こうやってしてガシャアってなるとたい」と右手で飴を掴む動作をし落し口に零す動作をしました。
「やってみる~?上手く出来るやかぁ?」と私はキャッキャとはしゃぎ…
「やってみらんね!ほら」とオカンが100円を投入。
─が、操作するものと思っていなかったらしい祖母は黙ってクレーンを見ていました。
「祖母ちゃん、ボタン押さな動かんよ~」
「この掴むヤツが動くけん、取りたい飴の所に動かして」
みんなに教えてもらいながら祖母は人生初のクレーンゲームを。
「アラアラアラー、全然掴まんたい」
結果、2回で3個(笑)
「もっと掴むと思っとったとばい。あれは詐欺んごたったい」
お腹を抱えて笑いました。
身長が縮んで140cmを切っちゃった大正12年生まれの祖母。
洗濯板だった時代から生きて現在の生活に適応出来た人。
新しいものにチャレンジを続ける人。
尊敬する祖母の周りにはいつも笑顔があります。
私も祖母みたいな老後を送れたらいいなぁ…