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私が「これぞ観葉植物。」と高く評価しているのがセラギネラ(アポダ)である。もしゃもしゃっとした外観から、苔の仲間と勘違いされることも多そうだが、イワヒバ科の常緑多年草である。イワヒバの仲間だと言われると、ああなるほど、と思わないでもないが、印象はだいぶ違う。
 クッションモス、という別名を持つだけ合って、その外観は独特の柔らかさを持つ。実際に触ってみても、ふわふわとしてとても感触が良い。それにあまり大きくならないので、例えば仕事机の上にちょこんと置いておくには、最適な植物ではないかと思う。どこからが茎で、どこまでが葉なのかさえはっきりしない外観ながら、その癒しパワーは案外強い。
 但し、私の経験では、案外気難しいところもあって、けっこう枯らしてしまうことも多い。園芸書などには、特別な世話は必要ない、などと書いてあるが、本当だろうか。
 もっとも私はセラミスを使った水耕栽培で育てることが多く、だから購入してから根についた土をある程度落とすのだが、セラギネラの根というのは、すごく細くて、土がびっしりと絡み付き、なかなか落ちない。なるべく丁寧に落としているつもりだが、そういう時に根を傷つけてしまっているのかもしれない。上手くいけば、セラミスでも元気に育ってくれる。まあ大きくなっても10センチくらいまでだそうだが。

 このセラギネラがきっかけになって、私は新しい植物の観賞方法を思いつき、実践している。ルーペを使うのである。
 それのどこが新しいのだ、という声が聞こえるが、えーい黙れ。ルーペを使うのは普通「観察」なのであって「鑑賞」とは違うのだ。それをあえて「鑑賞」というのは、レンズで拡大された景色があまりに美しいからだ。深い森林を低空飛行で眺めているような錯覚にとわられしまうほど、不思議な光景に魅せられてしまったからだ。
 実際、毎日見慣れた植物たちでも、ルーペで拡大してみると、こんな世界があったのかと、驚嘆させられることが多いので、これはお勧めです。手始めに一番良いのはコケ。軽く霧吹きで濡らしてから、明るい場所で覗き込むと、溜息が出るほど美しい。
 こういう鑑賞方法には、小さな葉が密集している植物の方が面白い。アジアンタムやラデマキアなども面白いし、ヒポエステスのような、複雑な模様を持つ葉も面白い。アスパラのあの、細かい葉っぱなんかもとてもきれいだ。
 こんなふうに、スケール感を変えて植物を見る、という面白さは、セラギネラ(とコケ)が教えてくれたと言って良い。机の上のセラギネラの中に、雄大な自然が隠れていると思うと、また植物生活もひと味ちがったものになる。やや風変わりな姿をしているこの観葉植物は、今も私のデスクで、するどく癒しパワーを発散し続けている。


セラギネラ
イワヒバ科イワヒバ属
園芸店で売られているのは東南アジア原産です。

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