バンクーバーでは、
桜が4月に咲いていて、
それは本当に短い間であっけなく、
はかなくも一週間ほどで散っていってしまいました。
しかしながら、
10年以上気にも留めなかったのに、
桜の後の楽しみができました。
それは、
シャクナゲ(ツツジ科)
花が満開になってからの華やかさと色の種類の多さ、長さ。
なんだか、ここ数週間、
あっという間に虜になってしまいました。
なんでいまさら?
と自分なりに考えてみたら、
日本のツツジは、
子供のころから見ていましたが、
全体的に小ぶり。
しかも、ツツジが満開の公園とかに行くと、
すごく手入れされていたり、
学校や街路樹でも、やはり手入れが行き届いた小ぶりの木という印象。
それが一面に咲いていたとしても、
全部ピンクできれいかもしれないけどそれ以上でもそれ以下でもない。
別に特別でもなんでもなかった。
(ひねくれてる・・・)
でも、バンクーバーのシャクナゲは、
おおぶりだし、咲き方がワイルド。
おそらく誰も手入れしないで、好き放題にのびのびさせてる感じ。
だから、道路を走っていると、突然2-3mのピンクの壁が目の前に現れるくらい存在感がある。
しかも、公園とか、沿道とか手入れがされているところには植えられていなくて、だいたいは一軒家の庭先だったり、雑木林みたいなところの緑の背景のところに突如現れるから、花言葉通り「荘厳」。
ここから、一歩踏み込んでみた。
日本の社会や国民性は、あるいみ刈り込まれた庭園。
カナダはというと、木の個性を存分に発揮させたワイルドなお庭が多い。このワイルドなシャクナゲたちが本当に個性豊かで見ていて楽しい。家によって形が全然違う。え?これもしゃくなげ?こんな形になるんだ。とおもってみると、別のお宅では、まったく違う横太りだったり・・・。一軒家の半分を覆うように生えてたり、はたまた家より巨大に高く生えてたり・・・。やんちゃな感じ。これまた個性を大事にするカナダっぽい。と国民性が庭木の手入れや育て方に表れている気がしました。
来年も桜からはじまり、その後のシャクナゲシーズンが今から楽しみ。
相変わらず、写真のないブログ・・・ははは。すみません。