マイオラクルワード9番目です。
O・ヘンリの短編「最後の一葉」。
アパートの一室で、
肺炎を患った瀕死の女性ジョンジーが
窓から見える外の壁につたう蔦の葉に
自分の命を重ねる話。
「蔦のつるについている葉っぱ。
最後の一葉が落ちたら私も行かなきゃならないんだわ。」
と残った葉っぱの枚数を数えるジョンジーのため
階下の住人ベアマン老人が
密かに壁に一枚の葉っぱの絵を描きます。
嵐の夜が過ぎても
最後の一葉が落ちないのを見たジョンジーは
生きる望みを取り戻すのですが、
絵を描くためにあらしの夜に外に出て
ずぶ濡れになったベアマン老人は亡くなってしまいます。
物語は短編で
最後は、ジョンジーの同居人スウが、
回復に向かうジョンジーを抱きしめ、
ベアマン老人が亡くなったこと、
彼がぐしょ濡れで発見され、肺炎を患ったこと、
そして亡くなったこと、
蔦の葉を描いたのが彼だったことを告げるセリフで終わっています。
そのことを知ったジョンジーの反応は分かりません。
それは物語的には重要なことじゃないんでしょう。
でもいろんな想像ができます。
老人は二度ジョンジーを救ったのか?
肺炎からの回復と
老人の死による「救ってもらった命とか優しさとかの心」と。
それとも
命は救ったけれど
老人の死による罪の意識で、心は幸せではなかったかもしれない。
老人にとっても人生の「最後(に描いた)一葉の絵」かぁ。
「未必の故意」の善意版のような話。
人は、
時にジョンジーに
時にベアマン老人になる。
このオラクルを引いたときのメッセージは何だろう?
あなたは今どっち?かな~?