さて、この挨拶も最後となりました。
こんばんは。「花と雑貨のカメラ教室」飯田英里です。
2007年に、下北沢に、
山口先生がアトリエを構えてから、
スタッフとして入らせて頂いておりましたが、
このたび、引退することにいたしました。
青葉台東急セミナーBE、下北沢と10年近い年月、多くの生徒さんに恵まれました。
個性的な才能をお持ちの先生方にも、ご尽力いただき、
面白いレッスンを手掛けられたことも、企画、運営する側としても、
講師としても、勉強になることが多く、今の私を支えてくれていると感謝しております。
運やタイミングにも恵まれていました。
フィルムから、デジタルカメラに代わる時期で、女性の趣味としての敷居が下がったこと、
ホームページだけでなく、無料のブログでも、
お客さまをつかむ時代が到来したこと、
サーチエンジン対策(SEO)の効果が分かりやすく、
操業してすぐに「カメラ教室、東京、女性」というキーワードで、
1~4位内に躍り出たこと、
まったく無名に近い教室で、最初は5名様からスタートした教室が、
テーブルフォトという分野で、いまも残れる地位につけました。
これは、同業者の方の努力にも感謝しないといけないと思っております。
写真をはじめてから、あっという間の13年でした。
いろいろな可能性を広げてくれました。
出版や、テレビの仕事を連れてくるのは、自分の役目だと思っておりました。
それを達成した、このあたりで、一区切りをつけて、充電したのち、
創作活動に入っていきたいと思います。
あまり要領がよくないので、かけもちができない、というのが、引退の理由でございます。
いろいろと思い出深いことは多かったのですが、
もっとも嬉しかったのは、
3.11の地震の際、帰宅困難で会社で避難待機していた生徒のMさんが、
卓上で、避難食を携帯で撮影している様子と、写真が、
職場の人たちに笑顔をつくった、という話を伺ったことです。
Mさんの気質もあると思いますが、
趣味は、自分の心を支える面もあると思います。
生徒さんの、そういう一面や、人生のひとときにかかわれることができて、
それを忘れずに自分の糧として、これからも精進したいと思います。
どうぞ、人生を豊かに、これからも活き活きと、しなやかに生き抜いていってください。
最後に、可能性を広げて下さったプランツ・モジュール カルチャースクールにも
感謝したいと思います。
また、いつかお目にかかれますよう。
4月4日
最後のレッスンにて。Kさんがマジパンで作ってくださいました!
台が12センチぐらいでしょうか。
プレートの文字「Good luck!」 なんと器用な~((+_+))
後ろ姿が、これまたプリティ。
うちのお嬢さんの写真を、ブログで、夜な夜な見ながら作られたそう。
首のぷっくり具合、おしり、背中が超リアル。よくこんな姿で寝てましたよ。
みなさまから、いろいろと頂戴し、本当にありがとうございます。大事にします!
最後まで緊張していたのですが、
山口先生から、自宅に大きな花束が届いていて、なにかがプッツリ切れて、涙が出ました。
短い間でしたが、ありがとうございました。
テキスト、写真 飯田英里