| 梨の病気と赤星病 |
梨の主な病気には赤星病(カビが媒介、葉に赤褐色斑点、落葉)、黒星病(すす状の黒い斑点、果実のひび割れ)、胴枯病(カビが原因で枝幹が枯れる)、えそ斑点病、輪紋病(果実の病気)などがあり、これらは病原菌の種類や発生時期が異なり、葉や果実の見た目の異常(斑点、変色、落葉、ひび割れ)や樹勢の低下を引き起こすため、早期発見と適切な防除が重要です。
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| 【病気の種類】 |
⚪︎赤星病(あかほしびょう)
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| ・原因:カビ。ビャクシン類(カイヅカイブキなど)を媒介する。 |
| ・症状:葉に黄色の斑点から赤褐色斑点、葉裏に房状に毛羽だった円形状の病班。落葉、果実にも発生する。 |
⚪︎黒星病(くろほしびょう)
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| ・原因:カビ。越冬した菌が春に胞子を飛ばす。 |
| ・症状:葉や葉柄にすす状の黒い斑点。果実にはエクボ状の病班ができひび割れ(裂果)の原因になる。 |
| ⚪︎胴枯病(どうがれびょう) |
| ・原因:カビ(糸状菌)。剪定痕や傷口から侵入し、枝や幹の内部を侵す。 |
| ・症状:5月頃から病班が見え始め、進行すると内部が腐る。 |
| ⚪︎えそ斑点病(えそはんてんびょう) |
| ・症状:葉に褐色の斑点ができる。 |
| ⚪︎輪紋病(りんもんびょう) |
| 症状:赤梨を中心に発生し、果実に輪状の病班を作る。追熟後にも発生し、品質低下を招く。 |
| ⚪︎灰色かび病 |
| 症状:花や果実に灰色のカビが生える。 |
| 梨に発生する赤星病は非常に多く、対策も困難と言われています。 |
| 【赤星病の特徴】 |
| 赤星病はバラ科ナシ亜科の植物にGymnosporan担子菌が寄生することによる病害です。梨、りんごなどに発生しやすい病害です。葉裏に毛羽だった丸い病班ができます。カイヅカイブキなどのビャクシン類で越冬し、春に移動します。 |
| 被害:葉の表面にオレンジ色の斑点があらわれ、その斑点が大きくなってくるにしたがって、葉裏に房状に毛羽だった円形状病班を生じ、被害葉は次第に枯れていきます |
| 生態:赤星病はサビ病の一種ですが、発生の仕方が変わっています。病原菌は姿を変えて冬の間はカイヅカイブキなどのビャクシン類の葉や枝で過ごし、春になると梨やりんごなどに寄生します。春先、カイヅカイブキの枝先などに茶褐色のかたまりが見られます。これが冬胞子で、降雨による水滴などが付くと膨らんでオレンジ色の寒天状になり、そこで作られた小生子が風などで飛散し、梨やりんごなどに寄生し発病します。 |
| 防除:3月〜5月の間は約2週間おきを目安にに殺菌剤の散布が重要です。 |
| 防除例 |
| ・3月1日オーソサイド水和剤80、3月15日ダコニール1000、4月1日ジマンダイセン水和剤、4月15日サプロール乳剤、5月1日ベンレート水和剤のように様々な薬剤を散布することでより効果が期待できます。 |