【スイカの育て方】
まず、植物は基本的に水分でできています。水分がなければ高品質の植物は育ちません。特にスイカは果実の中にたっぷりの水分を含んでいます。スイカを育てる場合は水分を切らしてはいけません。
スイカを育てるには日当たりが良い場所を選び、追肥と整枝、受粉、玉直し、収穫などの管理が必要です。
⚪︎土づくり
土づくりは植え付けの2週間前に苦土石灰と堆肥を混ぜ、畝を作ります。スイカは高温を好むため、マルチングをして地温と雑草の防除に努めます。
⚪︎苗の準備・定植
葉の色が濃い本葉4〜5枚で丈夫な苗を購入します。定植は株間を1m程度あけ、やや深植えに行います。定植後たっぷりと水をやります。水やりが足りないと活着せず枯れてしまいます。
4月から定植する場合、寒さ対策としてビニールハウスやトンネルの活用も必須です。関東では一般的に5月下旬以降の定植が望ましいです。
⚪︎追肥
初期は肥料を控えめにし、結実開始から追肥を行います。追肥は葉の色が薄い場合にたくさん施します。
⚪︎整枝
親づるが本葉6枚になったら摘心し、子づるを3本伸ばします。着果節位までの側枝は早めに除去し、着果節位以降の側枝は残します。基本的にスイカは1株から3〜5個までと言われていますが、1株から10個以上スイカを実らせることができます。
⚪︎受粉
路地栽培であれば虫たちが受粉してくれるため問題ありません。ハウス内での栽培の場合は人工授粉が必要です。
⚪︎収穫
大玉スイカは受粉後45〜50日、小玉スイカは35〜40日が目安とされています。収穫時期を見極めるには巻きひげが茶色く枯れてくる、花落ち部分の凹みが深くなる、果実を叩くと鈍い音がするなどのサインを確認すると良いでしょう。
雨の少ない地域や晴れが続く時期はスイカにたっぷりと水やりを行います。特に結実後〜収穫までの期間に多くの水を必要とし、水分が足りないと実が大きくならなかったり、水分不足で株が傷んでしまうことがあります。植物は水分がなければ育たないことを改めて意識することが大切です。
 
「水分が多いと甘くならない」という人もいますが、糖度と水分は関係ありません。スイカは水分を多く必要とし、多すぎたとしてもスイカの糖度は変わりません。「糖度が〜以上」と書かれている品種はきちんとその糖度が見込める品種なので心配ありません。
スイカが甘くならない・赤くならない原因は日照不足や温度が低いことが考えられます。スイカ収穫前の10日以上は強い太陽の光と33度以上の温度が必要です。また、水分が切れると株が枯れてしまうため、定期的にたっぷりと水やりを行う必要があります。