優秀な人、できる人がよく自慢をしたり、威張ったりする。

しかし、優秀でもない、できない人が必要以上に自慢をしたり、威張る。

どちらにしても、聞かされる方は、決して面白くない。

しかし、本当に優秀な人ならまだ許せるが、できもしないのに威張られると腹が立つ。

では、なぜ自慢するのかについて考えてみたい。

人間は誰しも自己承認欲求を持っており、常に誉めて欲しい、認めて欲しいと思っている。

これがあるから、人間は辛くても苦しくても、必死に頑張る力が持てるのだ。

親や学校の先生に誉めて欲しいから、遊ぶのを我慢して勉強する。

親や監督に誉めて欲しいから、部活を必死に頑張る。

親や友人などに誉めて欲しいから、就活を必死になってやる。

社会人として認めて欲しいから、資格取得の勉強を頑張る、など。

この自己承認欲求が、私達人間の頑張りの原動力になっているわけだ。

なので、頑張った御褒美として誉めてあげないといけない。

しかし、なかなか誉めてくれなかったりすると、おねだりするというわけだ。

これが優秀な人の自慢に繋がる。

誉めてもらえると思って頑張ったのに、誉めてもらえないとやる気をなくしてしまう。

ならば、しっかりと誉めてあげよう。

頑張れる人が減ってしまうことは社会的にも損失だ。

なので、頑張った人には、しっかりと誉めてあげるべきだろう。

そして、また頑張ってもらおう。

頑張る人で、豊かな国や暮らしが成り立っているのも事実だ。

頑張る人になる、そして頑張る人を応援できる人間になろう。

今、ラグビーのワールドカップで盛り上がっている。

応援するのは、もちろん選手に頑張ってもらうためだ。

選手も、みんなの応援が、頑張りの原動力になっているのはいうまでもない。

しかし残念なことに、この自己承認欲求を悪用する人がいる。

本来は、頑張る原動力としての自己承認欲求なのに、頑張らずに楽をして誉めてもらおうとする人。

つまり、嘘をつく人。

嘘をついて、頑張っている、優秀であると思わせるわけだ。

だから、空威張りをする。

しかもこういう人は、頑張っている人を誉めるどころか、面白くないからと貶すこともしばしば。

潰そうとさえする。

自ら頑張ることもできず、頑張る人を応援することもできない。

これは、明らかに社会的な損失になる。

本当に残念。

空威張りする人には関わらない方がいいようだ。


プライドとは、実力のある人の持つ自尊心と実力のない人の持つ虚栄心がある。

自尊心は実力の証明。

虚栄心は嘘の塊


実力のあるプライド、自尊心を育み、それを高めていくこと。
 
そして、真に誉められる人になり、さらには、人を誉めることができる人になりたい。

そのためにも初心にかえり、しっかりと実力を身に付けて、本物の自己承認欲求を満たせるように頑張っていきたい。