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こんにちは。通りすがりのヒーラー光風(みつかぜ)です。
このブログでは、わたしの創造空間で起こるさまざまな出来事をシェアしています。
「宿命(強いカルマ)のヒーリング むーちゃん編」の第2話です。
今回はスピリチュアルな世界で人気の、白龍さまが登場します!
むーちゃんは白龍さまとの対話を通して、深く根付いたカルマの存在をはっきりと認識します。
そして、そのカルマを乗り越え、新しい未来を創造すると決意するまでのお話しです。
◆第1話はこちらからお読みいただけます。
◆読書のおともに・・・|Healing Music
白龍の召喚
創造主は、柔らかな声でむーちゃんに告げた。
「ここからは、おそらく苦しい気持ちが断続的に続きます。けれど、それは現実のあなたの体調とはリンクしないでしょう。お腹が減る感覚が短くなるくらいね。心配ないから、ここで思う存分感じきって大丈夫」
むーちゃんは、その言葉に安心したように「はい!」と元気よく返事をした。
創造主はわたしに向き直り
「では、はじめましょう。連携してね」
と声をかけた。
その言葉に応じ、意識を集中させる。
創造主が静かに祈り始めると、その手のひらに握られた十字架が、ほのかな光を放ち始めた。
瞑想空間の中央で、星を象(かたど)った命のかけらが、希望の光をたたえている。
ふいに、その一点からあふれ出した神々しい光が、荘厳(そうごん)な龍の姿へと変わっていく。
それはけがれを知らない、純粋そのものを体現したような白龍だった。
白龍は、現れるなり深みのある声でむーちゃんに語りかける。
たかだか百年ほど前の出来事に、何をおびえている?
適度な運動、適度な生活習慣を心がければ、そのようなカルマは一緒にいるようなものではないと、心が完全に理解するだろうに。
娘よ、何を怯えている。
(白龍の言葉)
むーちゃんは、その威厳のある姿に圧倒されながら「白龍さま・・・」と小さな声で呟いた。
白龍は青い瞳をむーちゃんに向けた。
信じたいのか?
その出来事が自分を殺してくれるだろうと。
お前の父母の記憶を奪って、何もかもなくしてしまえるだろうと。
そういうわけにはいかないこともまた、重々承知しているだろうがな。
(白龍の言葉)
【光風の翻訳】
「そんなに恐れる必要はないんだよ。その出来事は君を破滅させる力なんて持っていない。君も本当はわかっているはずだ」
むーちゃんは、白龍の視線に、真実を見抜かれたと感じたのだろう。
「白龍さまは、すべて視えていらっしゃるのですね」
と、諦めの息を漏らした。
白龍は、彼女の魂の奥底を見透かすように言った。
お前の目は、私が見えにくい場所まで透き通るように見せてくれている。
仕掛けられた罠を見抜けずに、いつまでもしょぼくれていてどうするのか?
怪獣など存在していないことも知っているだろう?
お前の見た夢は、*あまつさえ影の世界において立派なものだと評価されたりはしないだろうに・・・。
余計な物事に命を削られるような心を改心しなければ、この先の現実で「適当な判断をしつづけるくだらない人間」というレッテルを貼られてしまうぞ。
(白龍の言葉)
*「あまつさえ影の世界において立派なものだと評価されたりはしない」
現代語訳 > 現実の世界でさえ立派だと評価されないだろうに、ましてや影の世界(現実からかけ離れた世界や死後の世界など)で立派だと評価されるはずもない
【光風の解説】
白龍は、むーちゃんの直感力や本質を見抜く力、あるいは霊的な感受性が非常に鋭いことを認めています。白龍のような高次の存在でも見過ごしてしまうような、深層心理や潜在的な問題点まで、むーちゃんは見抜く力を持っていると言っています。
「君の鋭い洞察力を活かしなさい。無意味な恐れや、過去の幻想から抜け出すんだ。現実をしっかりと見据えて、正しい判断を下せるようになりなさい」と、白龍は厳しくも温かい言葉で導こうとしています。
白龍の厳しい言葉は、むーちゃんの心に深く突き刺さったようだ。
「なんとなくわかります、今もそうだから・・・」
と、 自嘲気味に呟いた。
「自信を持ちなさい。そのために今、私が力を与える」
むーちゃんは、白龍の言葉にかすかに頷いた。
瞑想で深層へ。白龍が導く真実の自己
白龍は、月光を浴びたような白銀の長髪を持つ、気品ある男性の姿に変化する。
白龍の温かい手のひらが、そっとむーちゃんの額へあてがわれた。
その瞬間、まるで意思を持つ炎のように光が激しく燃え上がった。
同時に、強い風が過去の記憶を呼び覚ますように吹き荒れる。
白龍がもたらす荘厳な光の中で、むーちゃんの意識は、静かに過去へと遡っていく。
(むーちゃんの内なる声)
たくさんの悲しみの果てに、世界の崩壊はありました。
わたしたち人間に残されていたのは、自分のこころ、魂を守る事だけ・・・。
失われていく世界の果てで、この世界、この國の未来に希望があるよう祈りつづけました。
けれど、できあがった世界は、あの時の世界によく似ています。
このリアル・・・
世界の崩壊を目指す破壊者の手の中で、未来が弄ばれている。
わたしはそれを止めたい。
わたしは、それを止めることが使命。
それなのに、なぜこのようなカルマでつまづいてしまったのか?
その原因が知りたい。
これが罠?
白龍は、むーちゃんの内なる声に答えるように言った。
「そうだ。思い出しなさい。光は悲しみの裏にある真実を照らし出すだろう」
むーちゃんの瞳に、理解の光が宿った。
「そうなんですね・・・そうなんだ・・・このカルマは見かけより大きくない・・・それよりもっと大切なカルマがある。良縁にみちびいてくれる幸運のカルマ。心のどこかに、それがある。それを探したい」
白龍は、静かに頷いた。
むーちゃんは、再び深い瞑想へと入っていった。
マハーバーラタが語るカルマの真理
その間、わたしの脳裏には、インドの古代聖典「マハーバーラタ」の一節が浮かんでいた。
過去世で積んだカルマは、良いことも悪いことも、どこかの生で必ず返ってくる。
良いことは喜び、悪いことは苦しみとして、いつかどこかでかならず経験する。
過去世でどんなカルマを積んだにせよ、その結果は必ず自分で経験しなければならない。
自分のカルマは自分を追いかけてくるのだ。
それは、あたかも子牛の群れの中の母牛を見つけるように、カルマはどこまでもカルマの主を追いかける。
聖者はカルマに遭遇したとき、それを放っておくという。
例えば自分が重い病気になったとしても、無理に治癒しようとはせず、そのままにし、感じきることでカルマを解消するそうだ。
リアルを苦しみに誘うカルマも魂にとっては大切なものであり、手放せないケースもある。
むーちゃんのように。
むーちゃんが瞑想の中で何を視て、何を感じているのか、今のわたしには知ることができない。
ただ、彼女が再び心の目を開くのを待つしかなかった。
白龍は、静かに、しかし注意深くむーちゃんの瞑想を見守っていた。
白龍が示す、カルマを超越する道
やがて、むーちゃんはかすかに目を開き、語り始めた。
視えた・・・
とてつもない遺産を盗まれていたみたい。
大きな損失を被らせておいて、わたしから限りある資産をすべて盗んだ者たちがいた。
このカルマは、本当は彼らが被るべきもの・・・
それを、わたし自身が記憶をすり替えていた。
あまりの苦痛に耐えられず、呪いの末路を知りながら嘘の真実を受け入れた。
これが呪術の罠・・・
そうですよね?
(むーちゃん心の声)
白龍は、彼女の言葉に頷いた。
むーちゃんは何か深い真実を視(み)たのだろう。
白龍は、むーちゃんを見つめて言った。
認識は、世界を表面上の嘘から解放する大きな効力を持つ。
お前がそのことについて心から理解を深めれば、現実においても「判断すること、しないこと」の区別がつくようになるだろう。
やってみなさい。
自己認識を深めるように、その記憶を見つめるのだ。
(白龍の言葉)
【光風の解説】
白龍は「真実を深く理解し、自己認識を深めること。それにより不確かな情報や感情に惑わされず、本質を見抜くことができる。そしてより良い選択ができるようになる」と説いています。
これはカルマを乗り越えるために必要な、スピリチュアル世界の重要なプロセスのひとつです。
真実の理解と正しい判断力を得るためには、一足飛びにはいきません。段階的に過去の記憶を見つめ、自己認識を深めていく必要があるのです。
*自己認識=自分自身を客観的に知ること
むーちゃんは、白龍の言葉をしっかりと受け止め、再び深い瞑想状態へと戻っていった。
正直わたしは、むーちゃんの心のヒーリングがこんなにも意味深く、多層的な物語へ発展するとは思ってもいなかった。
*多層的・・・ひとつのものを色々な角度から見て、深く理解しようとすること
魂の癒しは、想像をはるかに超える深遠(しんえん)な物語を秘めている。
わたしたちは、自分自身についてどれだけ深く知ることができるのだろうか?
しばらくの沈黙の後、むーちゃんは静かに語り始めた。
わたしは・・・もう嘆かない。
このカルマを乗り越える。
強い自分になれる。
わたしには還元されるべき良いカルマが積みあがっている。
これをうまく崩してわたしのリアルに反映させていく。
嫌なカルマが相殺されるような流れを創る。
(むーちゃん心の声)
白龍は、彼女の決意をよろこぶように頷いた。
「そうだ、その調子ですすめてみなさい。こころの世界と現実は、お前自身が創造していくんだ。誰かのものではない。自分で創ると決めなさい、覚悟をもって」
むーちゃんは、その力強い言葉に頷いた。
さらに瞑想を深める中で、むーちゃんは別のヴィジョンで視えたことをわたしたちに伝える。
赤ちゃんのわたし・・・嘆き悲しんでいる。
ここでまた同じことが繰り返されるんだ。
自分はカルマを解消する気がない。
そうしてどんどん膨れ上がっていく負のカルマ。
限りなく大きくなった時、それは宿命として現実世界のわたしを強く傷つける。
赤ちゃんのわたしは知っている、過去も、未来も・・・。
どんな歴史があるにせよ、わたしが私を傷つけるカルマを放置していいはずがない。
こころから向き合えなかったという事実だけがのこり、カルマは大きくなっていくだけ。
だったらここで、光風さんたちと一緒に自分を見つめなおしたい。
考えているよりもずっと深く自分が傷ついて、目的を見失うほど苦しんでいたと理解したから・・・
(むーちゃん心の声)
決意に満ちた眼差しで、むーちゃんはわたしを見つめた。
「光風さん、お願いします。カルマを一緒に乗り越えさせてください。あなたならわかることがたくさんあると思う。わたしのカルマの話を聴いてほしい」
わたしは、彼女の真摯な願いを受け止め、温かい声で答えた。
「もちろんだよ、話してすっきりしよう!」
わたしは、むーちゃんがこの創造世界で瞑想した時に視えたものを、じっくりと聴くことにした。
▼第3話につづく

