深い闇 | 田島浩司と作品―表現する―

田島浩司と作品―表現する―

カタログ&パンフレット

こんにちは。

 

 

 

 

 

今、起きました。

 

 

グッタリ眠りました。

 

 

NobuとKENからお電話をいただきました。

 

 

いつもは騒々しいKENが静かでした。私が倒れたことがショックだったようです。

 

 

Nobuは学校の話をしてました。

 

 

Kataさんの作ったおやつの時間で2人はキッチンに行きました。

 

 

本当にカワイイ2人です。

 

 

電話はSANAとYORIに代わりました。

 

 

SANAもYORIも元気でした。

 

 

電話はGunさんに代わりました。

 

 

今週末、施術をしに田島のうちに行くということでした。

 

 

みんな、今回、私が倒れたことはショックだったということです。

 

 

 

 

 

 

 

Harukaと話しました。

 

 

浩司さんはギャラリーとどう向き合うの?、と聞かれました。

 

 

私がどうこうと言うより、ギャラリーの意志は徹底して変わらない事実だけは汲み取ったよ、と言いました。

 

 

ギャラリーは私と、向き合わない、譲歩しない、理解しないことが解ったよ、と言いました。

 

 

そっか。じゃあ、ギャラリーが活動するべき場所でないことが解るよね、とHarukaに言われました。

 

 

しょうがないね、人間同士だから共存といかなくても理解くらい可能だと思ったけど無理だったね、と言いました。

 

 

よくわかったでしょ、相手は同じ血が流れていると受け取るべきじゃないのよ、とHarukaに言われました。

 

 

調べ尽くしたんだけどね。なぜ解り合えないかと言うとギャラリーの人たちは美術の道で深い挫折を経験してるからなんだよ。もちろん本人たちが自分たちのフィールド上で責任を取るべき問題で浩司さんが彼らのとばっちりを受け止める必然はない、とHarukaに言われました。

 

 

彼らは努力したけど及ばなかった、踏ん張る根性が足りなかった、それでも浩司さんの条件よりは遥かに恵まれていた、と言われました。たとえば浩司さんだったら去年末、練馬から森美術館に行った。3回、出直させられた。それでもあきらめなかった。ギャラリーの彼らだったらどうかな。そこまで頑張れたかな?。そこまで自分の力を信じ切れたかな?、と言われました。じゃぁ、浩司さんに聞くけど浩司さんは画紙を買うために絶食までした、答えは紙がないと描けないから。彼らはどうかな?。油絵セットくらいは買えたということなのよ、と言われました。逐一、なにがどうだから、ということではなくて、相手の立場がわからない人たちだし、わかる必要もないことなのよ。彼らは作家たちから高額ともとれる出展料を回収できているからね、と言われました。

 

 

浩司さんはお客様から拝観料を回収して成り立っている場所に行けばそれでいい。今、新たな変異株に置き換わって死者数が増加している。とてもじゃないけどギャラリーと揉めてるとかという話じゃないよ。

 

 

『深い闇を抱えている』という言い方はできるけど単なる甘えだよ。もっと恵まれない条件で絵を描いてる人たちがいるから。浩司さんが通過した作家さんたちはどうだったかな?。画紙を買えなかった作家さんは浩司さんだけじゃなかった。筆もペンも思うように買えなかった。コーヒーしか飲めない時代があってコーヒーを染料にして描く作家さんが居たね。Gunさんの奥さんは?。指定難病を乗り越えて絵を描くよね。なにがどうとかじゃない。絵が描ける、それだけで幸せなことじゃない。高い眼線と高い志を持つことは人それぞれ。でも奢りあがるのは違う。

 

 

じゃぁ、もうこの件については以上。あとは展示して終わり、と言われました。

 

 

 

 

 

『オマケ』:

 

現在、ここまで落ちました。

 

 

          田島 浩司