紫ゆかりの館 | うみまるくんに出会う旅

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異様なくらい青い空。

家籠り中ですが、見ているだけで日焼けしそう。

GWのレジャーには適当な日差し、を通り越して最早真夏です。

 

 

 

 

紫式部を巡るプチ旅

金色の紫式部のつづき、です。

公園に休憩所的な建物が付随しているのですが、これも大河効果か新幹線効果か・・・

ちょっと派手な建物に作り替えられていました。

 

 

ガラス窓の装飾は、「源氏物語絵巻」の「帚木」と「若紫」をイラスト化したもの。

 

 

母・桐壷更衣を失った母なし子・光源氏が、異常な恋愛遍歴を重ねる若き日々。

やがて、運命の少女「若紫」を発見。

庭の垣根の外から少女を覗き見するロリコン疑いのシーン笑

長い長い『源氏物語』を煎じ詰めて選んだのがこれ??驚き センスがすごい越前市!

 

 

 

 

中の展示は、映像とパネル、等身大人形とか、そんな感じで・・・

国司となった父と式部が、越前国へ下向するシーンを再現する人形も。

越前名物の和紙人形で出来ています。

 

 

奥の「網代輿」が式部の乗った輿。

原寸大でしょうかね。不明。

行列の中では、手前の坂の途中の輿がそれにあたります。

 

 

その前を進む騎馬が、おそらく父・為時と思います。

その奥の、黒い担ぎ棒が付いた大きな茶色の箱は、旅の荷物が入った「唐櫃」

今でいう、トランクとかスーツケースとか、そんなヤツ。

これも原寸大?不明。

 

 

パネルは几帳に仕立てられ、越前への旅の様子や越前の風物や景色、式部父子の暮らし。

やがて京都へ戻る式部と『源氏物語』の執筆に関する展示でした。

 

 

 

源氏物語絵図を描いた貝合わせも・・・写真がボケてますガーン

 

 

御簾の中には、几帳の前に座る式部のうしろ姿。

几帳の奥は、お仕えする主人・中宮彰子が座っている、と言うところでしょうか。

 

 

大河ドラマでは、どこでも飛び回る吉高由里子さんを始め、女性全員顔出しです。

せいぜい檜扇で顔の一部を隠す程度。

むしろ、やたら檜扇で隠しただけで、そこら辺にひょいひょい出てくるのがおかしいくらい。

 

 


平安の世では、たとえ父や兄弟でも、成人女性が生の顔や姿を男性に見せる事はありません。

皇后定子が夫・一条天皇の横で、顔出しで親兄弟以外の公卿も一緒に遊ぶなんてありえないタラー

 

 

 

この展示館は、大河ドラマにも沿った展示ですが、大河ドラマ館は別の場所にあります。

そちらへ向かいます。つづく。