- 青木 和雄, 吉富 多美, オ スギル
- ハッピーバースデー―コミック (上)
内容(「MARC」データベースより)
「あすかなんて、生まなきゃよかった」 母親からの衝撃的な一言を聞き、声をなくしてしまう少女・あすか。生きる力もなくし、祖父母の元へいったあすかは、母の秘密を知ることに…。ベストセラー児童書の完全コミック化。
青木和雄さんの「ハッピーバースデー」。
私は3度読みました。
4度目はコミックです。
図書館で発見し、気になったので借りてみました。
上下巻ですが、下巻が貸し出し中なのか、本棚になかったので取り敢えず上巻だけ。
3度読んだはずなのに、下巻が読みたくて仕方ありません(笑)
絵は可愛いほうだと思います。若干、固さと言うか……、なめらかさ?がないような気がしますが。(これってPCか何かで描いてるんでしょうかね?)
あと、全部横書きなので、本自体の開き方が違っていて、ちょっと戸惑いましたが、まぁ問題は中身なのでその辺は譲歩です。
コミックだけで初めて読むと、少し物足りないと言うか、分かり難いんじゃないかと思いましたので、出来れば、これから初めて読もうと考えていらっしゃる方には、小説から入ることをお勧めいたします~。
私は3度読んで、4度目を読んでもやっぱり素敵な作品だと思いました。
素敵……と言うのはちょっと違いますかね。なんと言うか……、心にぐっとくる作品で、青木さんの作品の中で私は一番好きです。
いじめと虐待の連鎖、これをどこで気づき、断ち切る力を得るのか。
この作品のように、すべてが上手く、丸く収まるわけではないけれど……。