塩か酢か。 | プラネタ旅日記

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児童書専門古本店プラネタ(無店舗)の管理人が細々~となにやら呟いております。大半は読書記録。時々頭の悪さと猫馬鹿具合を炸裂させてます。

先日(と言っても少し前になりますが)、「若草物語」を再読しました。
旺文社文庫です。
昭和50年の22刷、お隣の市の古本屋さんで、とっても素敵なお値段で購入しました。
古い文庫本がとっても安く売られているので、古物好きには重宝です。
因みに、昭和42年13刷の新潮文庫「小公女」(伊藤整 訳)も同じ古本屋さんで買いました。もう10年も前になりますが……、これまで集めた「小公女」の中でももっともお気に入りの1冊です。


話が逸れましたが、「若草物語」は「小公女」「秘密の花園」と並んで子供の頃から好きな作品です。
ハウスの世界名作劇場「愛の若草物語」をリアルタイムで見た年齢です。(と言ってもアニメの結末とかは記憶にないんですが)
時々、思い出したように読み返しては、4姉妹のそれぞれの個性や可愛らしさにほのぼのとした気分になります。
中でも私のお気に入りは、ジョーとベスです。
作家を目指す少年気質なジョーと、おっとりやんわり、猫が好きで、ピアノの上手いベス。
実は私は長い間、「若草物語」に続きがあるのを知らなかったのですが、これまたハウスの世界名作劇場「ナンとジョー先生」で続、第三、第四若草物語の存在を知り、驚きつつ読みました。
今回久し振りに「若草物語」を読むと、もう内容なんて記憶して知っているのに、無性に続~第四が読みたくなります。
「若草物語」は何冊が本棚にありますが、気付けば続きがありません。
私としたことが!!!
驚愕しつつ、近いうちに買い揃えなくてはと思う今日この頃ですが。


この、「若草物語」に出てくる、末娘のエイミーが学校へ持って行くライム。
子供の頃から気になっていました。
私はずっと、「塩漬けのライム」と思っていたのですが、今回読み直して見ると「酢漬けのライム」でした。
あれ?
と思い、手近にあった新潮文庫の「若草物語」(松本恵子 訳)を確認してみると、こちらは「塩漬けのライム」です。
さて、どちらが正しいのか……、検索してみると、原文では「Pickled Limes」となっているそうです。
……ライムの漬物。
オンラインの翻訳を使うと、「ライムの酢漬け」と訳されました。
と言うことは、「酢漬け」の方が正しいのでしょうか。
「酢漬け」にしても「塩漬け」にしても、味が想像出来ないのでどうしようもありません。
ライムの味なら思い出せるし、これが砂糖漬けなら、レモンの砂糖漬けのようで違和感がないのですが……、レモンの塩漬けや酢漬けと言われると、やはり全く想像できません。
スッパイ柑橘類に塩をつけて食べると甘くなって美味しいと言いますし(私はすっぱいのが好きなので試したことはないですが)、サラダやカルパッチョに柑橘類を入れるとさっぱりして美味しいので、この「ライムの塩漬け」「ライムの酢漬け」も多分、美味しいものなのでしょう。
レモンの砂糖漬けか梅干の要領で、作ってみたい誘惑にかられます。
……が、作ったものの食べられなかったでは勿体無い。(ライムってスーパーで198円くらいでしょうか??)
いっそ、単純明快に、スライスしたライムに塩を振って食べてみようかしら。
そう言えば、ソルティドックはグラスに塩をつけるなぁ……。
ライムの酎ハイやカクテルを飲むときに、グラスに塩をつけてみようかしら……。
どなたか、試して頂けませんか?


ルイザ・メイ オルコット, Louisa May Alcott, 片岡 しのぶ
若草物語〈上〉
ルイザ・メイ オルコット, Louisa May Alcott, 片岡 しのぶ
若草物語〈下〉
バンダイビジュアル
愛の若草物語(1)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
若草物語 コレクターズ・エディション