- タニス リー, Tanith Lee, 中村 浩美
- ライズ 星の継ぎ人たち―ウルフ・タワー〈第2話〉
内容(「BOOK」データベースより)
ハルタ族のリーダー・アルグルに助けられ、“シティ”を抜け出したクライディは、「ウルフ・タワー」の追っ手にさらわれ、不思議な宮殿“ライズ”で囚われの身となる。“ライズ”のプリンス・ヴェナリオンは、クライディに冷淡な態度で接してきたが、驚いたことにアルグルにうり二つだった。絶えず動く部屋や階段、機械じかけの人間、不思議な姿形をした森の動物に翻弄されつつ、なんとか“ライズ”からの脱出を図ろうとするクライディだったが、アルグルがくれた魔法の指輪でさえ、ここでは役に立たない…。英国幻想文学大賞作家、タニス・リーによるヤングアダルト・ファンタジー。
このウルフ・タワーは全4巻です。
なので、2巻の「ライズ 星の継ぎ人たち」は起承転結で言うなら「承」の部分ですね。
1巻ほどの魅力を感じないのですが、まぁ、「可」と言うことで……。
今回出てくるのは、女たらしとは程遠い、どちらかと言えば、人間不信(?)人嫌い(?)女嫌いのプリンス・ヴェナリオン。
正式にはもっと長ったらしい、記憶しにくい、呼び難い名前です。クライディに倣って、私はヴェンで記憶しました。
知れば悪い人ではないし、なかなか礼儀正しい人でもあります。
でもちょっと、クライディには子供っぽいかな?
アルグルに似ていて、少し惹かれた雰囲気はありましたが、やはり、クライディはアルグル一筋(笑)
とりあえず頑張れ!と、心の中で応援しています。
もう一度アルグルと再開して、ちゃんと結婚するんだよーっ!!!!!!
内容はと言うと、1巻に輪をかけて謎が……。
世界観もさらに不思議。
うっかり読んでいるとどこかに落とし穴がありそうな感じになってきました。
動き回る部屋ってどんな感じでしょうか。そこにいるだけで眩暈がしそう(笑)
ロボットに、沢山の動物。
ヴェンのお母さんとタワー。
続きが気になって仕方がなくて、かなり勢いに任せて読んでしまったのですが。
どこかで何か引っかかってる気がしてなりません。
うーん、何だろう。
何かに騙されてる?