すきなのだあれ? | プラネタ旅日記

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児童書専門古本店プラネタ(無店舗)の管理人が細々~となにやら呟いております。大半は読書記録。時々頭の悪さと猫馬鹿具合を炸裂させてます。

マーティン・ワッデル, カミーラ・アッシュフォース, 黒木 瞳
すきなのだあれ?

内容(「MARC」データベースより)
おやすみの前に、ママがこねこのホリーにたずねます。「すきなの、だあれ?」 おじいちゃま、おばあちゃま、パパもおにいちゃんもすき。でも、誰か忘れていない? 女優・黒木瞳が翻訳した母と子のやさしいおはなし。



言わずもがなですが、表紙に惹かれて借りました(笑)

子猫を抱き上げるママ猫。かっわい~いっ!

子猫の小さな手と、ママ猫の大きな手が印象的です。

にっこり笑った猫の顔、「絵だからね」なんて思うなかれ!

本物の猫だって、嬉しい顔、幸せな顔、面白がってる顔、困った顔、いっぱい表情があるんです♪

大好きなママ猫と一緒にいるときの子猫の顔って、本当に可愛いです!(ママ猫がいなければ、人間でも毛布でも兄弟猫でも……)

と、猫の表情はさておき。


「すきなの、だあれ?」と言う質問と、それに対する答えの遊びです。

「すきなの、だあれ?」

「おじいちゃま」「おばあちゃま」「おにいちゃん」「パパ」……。

「ホリー、だれかわすれてなあい?なんだかなみだがでちゃいそう」悲しそうにため息を付くママ、もう一度、「すきなのだあれ?」とたずねて欲しいホリー。

何度同じ遊びを繰り返しても、ママが一番最後なんですね。

一番最後に言うのがこの遊びの醍醐味と言うか、ママとホリーにとっての楽しみ、暗黙のルール。


小さい子供のいる家庭で、「○○ちゃんは誰が一番すき?」なんて、質問したりしませんか?

お母さん!

お父さん!

おじいちゃん!

おばあちゃん!

一番好きな人が必ず毎回変わらない子がいれば、質問の相手によって回答を変える子供もいます。

答えが分かっていても、何度も同じ質問をして、その答えを聞くのが(子供にとっては答えを言うのが)楽しいんですよね。

好きな人、好きなご飯、好きなおやつ、好きな玩具、好きな季節、好きな動物……。

眠る前のひと時を楽しく過ごす会話の糸口♪