コルプス先生馬車へのる | プラネタ旅日記

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児童書専門古本店プラネタ(無店舗)の管理人が細々~となにやら呟いております。大半は読書記録。時々頭の悪さと猫馬鹿具合を炸裂させてます。

筒井 敬介
コルプス先生馬車へのる

結構前に購入したまま、積読になったいた「コルプス先生馬車へのる」を、だるま落としの如く引き抜いて読んでみました。

文庫ではなく、1979年発行のハードカバーです。

ファンタジックな内容を想像していたのですが、普通にお医者様のお話です。

……普通に、と言うには語弊がありますか。

ちょっと風変わりな、真面目で優しい老医師です。

最初はだらだら~っと読んでいたのですが、半分あたりになってなんだかものすごく真面目な気分になってきました。

「これってもしかして、子供じゃなくって今の大人が読むべきじゃないかしら。」と。

ミヒャエル・エンデの「モモ」なんかも、毎日毎日働いて時間を忘れてる大人に読んで欲しいなぁ……なんて思ったものですが、この本も、儲け主義に走ってしまう人に読んでもらいたいかも知れません。

お医者様のお仕事は病気の人を元気にすることです!

……古本屋のお仕事は?

勿論、出来るだけ安く、いろんな人に本を読んでもらうことです。そして、読み終えた本を次の誰かに渡していくことです。

素敵な本でした。



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