逃げ出したい。

何も考えたくない。

耳と目を塞いだ。

いつか誰かこの体に触れて、

私の首を締めて欲しい。
生まれてさえいなければ

こんな感情なんて知らなかった。

泣きたいくらいの激情や、

一生をかけてさえ守りたいと思った愛情も、

何も考えられなくなる程の切なさも。

生きてて良かった。

そう思える幸せも。
誰もが等しく幸せになるなんてありえない。

少数の正義よりも多数の正義。

この世界はちっとも、思い通りになんてならないけれど。

誰もがきっと、

幸せになりたいともがいている。
他人などいらないと、口では言うけれど。

煩わしいものが無ければ、

自分は自分でいられない。

私の生きる理由はくれるのは紛れも無く、

いつだって君だった。

ああ、本当に憎らしく、愛しい。

自分ではない、そのほか。
この鼓動が跳ねる音。

それをずっと聞いていたくて生きている。

知らない土地や、

心躍る風景や、

逢う人々。

こんなにも、毎日。

僕の鼓動は跳ねている。
さよならをいくつ超えたら

あなたに「やっと逢えた」と言えるだろう。

ごめんねをいくつ繰り返したら

あなたに「愛してる」と言えるだろう。

この言葉を伝えたい。

いつか、私を愛してくれる人に。
このてのひらには何も持ってなんかいない。

この胸には誰一人さえいない。

だからこそ目の前の君を

全力で愛する事が出来る。
笑う。
それがどんな時だって。
笑いながら楽しめば、
ほら、それが幸せになる。
泣き笑いで悼む人になりたい。
何も望まない私でありたい。

何かを欲しがる度に、

何かを捨てる事を知ったから尚更に。

ただただ、

生きる事だけを知っていく。
みんなみんな平等に生きて死んでいく。

そんなの嘘だ。

誰しもが不平等に産まれて、

不平等な環境で生き抜いて、

不平等に死んでいく。

同じだなんてありえない。

そんな嘘を吐く人間なんて、

恵まれた環境にいるだけ。

一度、堕ちてしまえばいいのに。