待って、といくら声を嗄らしても
世界は待ってはくれやしない。
置いてけぼりを食らって独りぼっちになった僕は泣く。

待って、
置いてかないで、
連れてってと大声で泣くんだ。

そしてまた走る。
転んで何度も膝を擦りむいて、
顔もなんだかひどくぐちゃぐちゃで。

ひたすら走るんだ。

待って!
置いてかないで!
連れてって!