私が私でいられるように、
そっと何かを切り捨てた。

「もういらない」
「苦しいの」
「涙が出るほど」

大事だった。
何度も落としては、膝を擦り付けながらそれを拾った。
熱くて、痛い。
そんなものを拾い上げて火傷して、手も切り傷だらけ。

ねえ、それを今、捨てるよ。
この手で落として、
この足で踏みつぶす。

だから私を前へ進ませて。