牢獄に一人、閉じ込められている。
欲しいものは手に入るが、誰とも会う事を禁じられ、
日々をただ縛られたまま生きている。
唯一の救いはたったひとつの開け放たれた窓。
知らない誰かは言った。

「ここで死ぬまで生きるか、その窓から飛んで自分から死ぬか。精々悩んで選べ」

それを聞いた瞬間、意地でも生きてやろうと思った。
そんな感情も何年も経てば風前の灯よりも小さくなる。
生きたい。
でも今を生きてると言えるのか?
寝て、起きて、食べて、一人でいる。
それを誰が生きてると言ってくれる?

「助けて」

生きているとも言えない。
死ぬのも怖い。

何に縋れば良い?