生温い水の中を泳いでる。

微睡んだ一瞬、

何かがこの手から落ちて、

そして「君」がそれを受け取った。

ああ、今度は君の番だ。

「それ」を頼むよ。

大事にしてくれ。

名前は「命」と言うらしいんだ。

俺にはもう持てる力はないから。

君が代わりに持ってくれ。

頼むよ、

大切に、生きてくれ。