這い蹲ってでも、

誰かを傷付けてまで、

血反吐さえ吐きながら、

それでも辿り着きたい場所がある。

何があるかなんて知らない。

それでもその場所に縋り付きたい。

這い蹲って出来た血豆が潰れて床を赤く塗る。

血反吐がのびて道になる。

誰かがそれを美しいと言った。

そんな声すら引き剥がして懸命に前へと進む。

そこに何がある。

わからない。

最後に残るのは自分の遺体かもしれない。

それでもいいと思った。

自分が残ればそれでいいと。

そう思った。