耳に伝う何かの気持ち悪さで目を覚ます。
見えるのは見慣れた天井で、大抵内容はさっぱり忘れている。
悲しい夢だったのか、幸せな夢だったかも定かじゃない。
ひどく曖昧な感情にしばらく呆然として、
新しく頬を伝った涙の冷たさに「なんで泣いてるんだ」と愕然とする。

ただ、涙の重力は重いなと。
引き込まれながらまた眠りに落ちた。