いなくなってしまえばいいとこんなにも願っているのに、
生きて欲しいとこんなにも願っているのは自分だ。
追い詰めるのは自分が弱いんだと、自分に言い聞かせる為。
涙を流すのはまだ心が痛むと自分に叫ぶから。
弱い弱い自分を精一杯抱き締めるのは、同じ顔した人間だったよ。

なんて滑稽な一人芝居だろう。
なんて悲しい猿芝居だろう。

疲れた自分に拍手喝采と罵詈雑言が投げられて、
罵詈雑言の方に耳が向いて、(しょうがない。そういう人間だ)
途方に暮れて「ああしょうがない、主役降板でもするか」と思ったって、
自分は舞台から飛び降りられない。

足が竦んで、手も震えて、冷や汗も流れて、
涙も流れて、

必死にここにいたいと思ったんだ。