映画を見て感じるのは、渥美清が演じたフーテンの寅さんが旅する日本のなつかしい風景と土地の人々 との心温まるふれあいである。テキ屋稼業で日本全国を渡り歩く渡世人となった寅次郎が家出から20年後突然、倍賞千恵子演じる腹違いの妹さくらと叔父夫婦が住む、生まれ故郷の東京都葛飾区柴又・柴又帝釈天の門前にある草団子屋に戻ってくるところから始まる寅さんシリーズ。下町というか原日本の風景・風情は誰でも感じるものと思います。寅さん演じる「男はつらいよ」シリーズは全48作品あったそうで、むべなるかな。
映画館で「寅さんシリーズ」上映に際して展示された色紙(サイズ:約50cmx30cm
渥美 清(あつみ きよし、1928年3月10日 - 1996年8月4日)は、日本の俳優。本名、田所 康雄(たどころ やすお)。東京市下谷区車坂町(現・東京都台東区上野七丁目)出身。 受賞=1996年 国民栄誉賞
1951年、東京都台東区浅草のストリップ劇場(百万弗劇場)の専属コメディアンとなる。1953年には、フランス座へ移籍。この頃のフランス座は、長門勇、東八郎、関敬六など後に第一線で活躍するコメディアンたちが在籍し、コント作家として井上ひさしが出入りしていた。1963年の野村芳太郎監督の映画『拝啓天皇陛下様』で愛すべき無垢な男を演じ、俳優としての名声を確立する。1968年、フジテレビにて、テレビドラマ『男はつらいよ』の放送開始。
