淡い紅に色付いた桜の葉が ひとつ、ふたつ、
ゆるく流れる川面に吸い込まれ
午後の日差しに光っては消え、また現れては消えながら
少しずつ遠ざかっていく
ふと立ち止まると
ざわめくような風が 木々の合間を駆け抜けて
またひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、、
急ぎ足で舞い落ちる 薄紅色の木の葉たち
川のほとりの枯れかけたコスモスも
白く開いたススキの穂も
呼応するかのように さわさわと揺れる
長い髪を後ろで束ねた 素朴な雰囲気の女性が
川のほとりにキャンバスを立てて
ゆっくりと絵筆を走らせていた
隣に置かれた 絵の具箱の横にも
色褪せた葉が舞い落ち
彼女の深い唇の色と 一瞬ふわっと混ざり合った
水面も 色付いた葉も 秋の陽の光に煌めく
小春日和の昼下がり 霜降の頃。。。
秋の日はつるべ落とし
加速状態で日が落ちて 冷たい風も吹き始め
再びその場所を通ったときには
青い空はすっかり 薄暗い雲に呑み込まれ
急ぎ帰り支度をする彼女の姿があった
日中の柔らかい日差しの名残りのような夕焼雲が
神秘的な光を放ちながら、西の空に広がっていた
彼女のキャンバスは、どんな色に染まったのだろう。。
秋真っ盛り~な 今日この頃
この辺りの紅葉、今が一番キレイなんじゃないかな
というわけで
歩いてお買い物中に見た景色を文にしてみましたが
情景が心に浮かんでくだされば嬉しいな、と思い
あえてその時の景色の写真は載せませんでした
しかしキャンバスを立てて絵を描いてる人って
久しぶりに見たなぁ・・・
お外では、スケッチしたり写真撮ったりするだけで
後は家で描くものだと思ってたー!
結構いいお年の方じゃったが(^_^;)
さて、そんな 霜降の頃の近況は、というと・・
そして11月のねこねこモーニングは 栗とほうじ茶
栗がいいアクセントになって入っていて 美味しい
あとはひたすら エンジョイ秋&紅葉~