大音量で鳴く虫の声を聴きながら
柔らかな風に甘く漂う金木犀の香りを楽しんでいたのは
10月最初の週末、秋祭りの頃のこと
1週間後の十三夜には
冷たい雨と強風でこぼれ落ちてしまった金木犀の花が
アスファルトをオレンジに染め
気が付いたら虫の声も一気に減少
「5月と9月を永遠に繰り返してくれればいいのに!
いい気候だし、休みは多いし」
上の子の意見に妙に納得した、10日、スポーツの日の頃
でもまあ、夏はあってもいいかな
冬は10日以内でいいわ、クリスマスと正月らへん
下の子が何かの懸賞でお高い肉を当てたので
十三夜のお月見は焼肉パーティー
![OK](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/119.png)
十五夜と十三夜、ちゃんと両方、お月見したよー
こうして秋が深まっていくのね
今週は暑いくらいになる日もあるっていうけど
ホントかな?
あれは私が
カリフォルニアに住んでいた時のこと
大学の講義を受けながら、日本語教師の資格を取るべく
日々忙しく勉学にいそしんでいた()私に
女性の教授の一人が
tutor(家庭教師的なの)をやってみないかと言ってきた
相手は21歳の男子大学生!
特に断る理由もなかったので とりあえず引き受けて
彼が私のホームステイ先の家にやってくる形で
週2回、日本語のレッスンがスタート
ところがその21歳、究極のナルシストだったんだよね
さんざんモテる自慢をした後で
「ねえ、俺って誰かに似てると思わない?
みんなに似てる似てるって言われるんだけどさ~」
どこぞの有名人に似ていると言われているらしく
何度もしつこく聞いてきたり
ん~と、誰って言ってたっけ?
俳優だったかシンガーだったか・・
名前聞いたけど、知らん人だったから忘れた
そして21歳君は
やたらと私を子供扱いしてくるのだった。
「君はまだ若いからわからないだろうけどね」
(え?この子21歳って聞いたけど、違うの?)
「あのさぁ、、あなたは一体何歳なわけ?」
ためしに年齢を聞いてみると
”Oh, I am an old man!!"(俺はもうジジイだから)
なかなか言わねーし
ってか21歳ごときが old manってどうなの?
tutorにも慣れてきたある日のこと
21歳君は いきなり恐ろしげなことを言い出した
「日本語を教えてもらう代わりに
俺が恋のABCをいろいろ教えてあげるよ。
次回は俺の家で、一緒にエロビデオの鑑賞会しない?
車で送り迎えするからさ。
まだそういうの、観たことないでしょ?
これからだんだん知っていくのも大事なことだよ」
さすがの私も これにはブチ切れー-
「日本語の勉強をやる気がないなら、私は手を引く!
その前に、あなたは私のことを何歳だと思ってるわけ?」
21歳君は私の反応にちょっと驚きながらも
「え?16歳くらいでしょ?」
Sixteenじゃとぉぉ? どっから出てくる、その数字
16歳の女の子が tutorと言えども
大学で日本語を教えてるはずがなかろー
確かに、16から見れば21はold manかもしれんがw
”I’m twenty-four!(ワシ24歳!)
”Nooooo way!!!”(ウソずらー-!!)
悪かったな、チビで童顔、おまけにひんぬーで
私の方が年上だとわかってからは
妙なことを言ってくることはなくなったけれど
結局 真剣に日本語を学ぶつもりもなかったようで
程なく21歳君のtutorは終了!
そのあとは 会えば挨拶する程度の関係になりましたとさ
そして同じく、カリフォルニアにいたときのこと
イランの元アナウンサーだという女性と友達になった。
クールビューティーではっきりモノを言う人で
カッコいいお姉さん、って感じの人
妹と一緒にUSAに亡命してきたって言ってたけれど
それ以上は詳しく聞かなかった。
だって亡命って メッチャ怖い響きじゃん~
大学で同じ講座を選択していたんだけど
友達になったおかげで、
イランのニューイヤーの行事とか、何かのお祭りとか
楽しげなイベントにいっぱい呼んでもらっちゃった
そんなある日、彼女からカジノに行こうと誘われた。
「怖いところじゃないから大丈夫!
ガチな賭けじゃない、ただのスロットなんかもあるから!
ついでに観光もしてこようよ」
躊躇しまくる私をうまいこと丸め込んだ彼女は
共通の知り合いである、日本人のリッチな男子留学生に
お隣のネバダ州のRenoまで車を出させ
日本人の友達も含めた5人で カジノへGO
といえども
ビビりな私は 同じく小心者の日本人学生達と
おとなしくスロットで7を並べて遊んでいた。
ところが
夢中になって、平和にキャーキャー遊んでいると
警察官みたいな服装の、ガタイのいい髭のオッサンに
いきなり、右腕を 思いきり捕まれた
「おい!ここは子供の来るところじゃない!IDを見せろ!」
怯えた目で 警察官を見る私。。
「は、はいすみません、今出します」
震える手で ID(大学の学生証)を差し出すと
「何ぃぃ?19××年生まれ?俺より年上?
これ本当にお前のIDか? 16歳じゃないのか??」
(ま、た、か~~~い)
だーかーらー
どっから出てくるんだよ、その16って数字はー
「年下ってことですが、あなたは何歳なんですか?」
ソイツのアンサーは
”I am twenty‐one!"
(21歳だと?どう見ても40過ぎだろ)←心の声
怖そうな人達を相手に
円卓を囲んでサイコロ振ってたイラン人の友が
その騒ぎを見て駆け寄ってきて
「ちょっと!私の友達が何をしたって言うの!?」
その物凄い形相に、逃げるように立ち去る
21歳、警察官!(いやもしかして警備員だったかも?)
ぶつぶつ言いながら円卓に戻り
「中断して悪かったわね、さぁまた始めるわよ!」
すっかり仕切ってる感じの カッコいい28歳イラン人!
いいな、美人で巨乳だとガキに見られることもなくて
なんてその時は思ったものですが
今だったら そんなに若く見られたら
嬉しくて舞い上がっちゃうところなんだけどね
以上、日本人は、基本 ガキに 若く見られるよね!
っていうお話でした~~
玄関に芳香剤代わりに置いている、ポポーと食用鬼灯
家に入るといい香りに包まれて サイコー
タンパク質、炭水化物をはじめ、ビタミンA,Cも豊かで
カリウム、マグネシウム、硫黄、鉄分も含んでいて
美容と健康にいい果実・・・なんだって
アイスクリームも作ってみたよ
うん、なかなか
![大泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/641.png)
![歩く](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/651.png)
そして私はというと
仕事はそれほど忙しくはないけれど
なんかやることがたくさんあって
結局バタバタ過ごしております。
だいぶ肌寒くなってきてしまいましたが
まだまだ秋を思う存分楽しめますように