NOBUNAGA Labs CASSINI(カッシーニ) 購入レビュー | シュシュ星からの贈り物

NOBUNAGA Labs CASSINI(カッシーニ) 購入レビュー

先日購入した ”Kinera imperial Nanna” について、中高音と低音域で空間的に分離感を感じ、手持ちでリケーブルを試した結果、個人的には『NOBUNAGA Labs CEPHALUS(ケファロス)』によって違和感が低減され好みに近付いた印象でした。

 

 

製品紹介

 

NOBUNAGA Labs CEPHALUS(ケファロス)

ケーブル:OFC(無酸素銅) 4芯・錫メッキ

 

4芯(1芯あたり0.08mmのOFC線を19本使用)ということで、ケーブルが細く断線しそうという点と、もう少し音に厚みが持てると良さそうって言うことで、上位製品っぽい 『NOBUNAGA Labs Advance CASSINI(カッシーニ)』 を購入しました。

 

製品開発は標準ケーブルで音造りしているはずです。

そのため、標準ケーブルでの音がメーカーが考える音であり、標準ケーブルが悪いというわけではありません。

本レビューを記載するにあたり、標準ケーブルでも聴き直しましたが当初の空間的な分離感は感じなくなっていました。
(慣らし効果か、耳エージングか)

 

NOBUNAGA Labs Advance CASSINI(カッシーニ)

ケーブル:OFC(無酸素銅) 4芯・錫メッキ

 

こちらは、4芯でありながら1芯あたり0.06mmのOFC線を133本使用ということで、体積比で大きく増加している製品となります。

 

その他、同シリーズとして『CASSINI-AXIS (カッシーニ-アクシス)』・『CASSINI-S (カッシーニ エス)』の2種も存在しています。

 

ちなみに、『Kinera imperial Nanna』の付属ケーブルは以下のスペック

材質: 6N OCC+銀メッキ
直径: 2.0mm/芯
素線: 0.08mm(直径)のOCC 8本+0.06mm(直径)のOCC 18本+1芯あたり0.08mm(直径)のOCC 28本

芯数: 2芯

 

※「6N」とは、線材の純度(%)を示すものであり、N=9(Nine)が何個並ぶ純度化であるのかを示しています。 6Nとは、99.9999%と言うことになります。

 

 

パッケージ

透明なプラケースに台紙とケーブルが入っているシンプルな構成になっています。

 

 

 

音に関する雑感

以降は、個人的主観による論評となります。音質を保証するものではありませんので参考程度にご活用ください。

 

評価環境

  • DAP   :SONY NW-WM1Am2

 

▼Kinera Imperial Nanna(4.4mmバランス接続)

標準ケーブル時の印象

・高音の伸びが良い。トアングルやシンバル等の金属音が綺麗

・中音域・低音域の音が軽く感じる

・当初の空間的な分離感は感じなくなっていた

・低音域が埋もれ気味(弱めでボワつき始めている印象)

・解像度は十分高い

 

CASSINI時の印象

・高音の伸びは弱まるが、金属音の質は残っている

・中音域は、優しくも深みを感じ伸びやか。量感も増す

・低音域は、重さと量感が少し増し低音を感じるが締まってはいない

・空間的なバランスは文句なし

・音場も広く感じる

・フルオケなどもしっかりと情景含めて聴ける気がする

・埋もれることなく各帯域がシッカリと聴ける

 

 高音   ★★★★☆

 中音   ★★★★★

 低音   ★★★★☆

 堅さ   ★★★☆☆

 明瞭さ  ★★★★☆

 分解能  ★★★★☆

 

 

▼AüR Audio Aurora(4.4mmバランス接続)

標準ケーブル時の印象

・高音はアングルやシンバル等の金属音が綺麗だがあまり伸びない

・中音域は深みがあり伸びやか

・低音域は深みがあり力強さを感じるがフルオケなどで音が重なるとボワつくことあり

・横の広がりを感じないが音の分離が良いので通常のRockやPopsであれば気にならない(フルオケは気になる)

 

CASSINI時の印象

・高音の煌びやかさが増すが刺さり気味になってくる

・中音域は、量感がありつつも柔らかい印象。密度が上がり通気性の良い音は普通っぽくなる。

・低音域は、重さと量感が少し増しつつ締まりもある

・空間的なバランスは不満なし

・音場は標準ケーブルに比べ横に少しだけ広く感じ余裕がある(目と目の間から耳と耳の間くらいの変化)

・フルオケなどもしっかりと情景含めて聴ける気がする

 

 高音   ★★★★☆

 中音   ★★★★☆

 低音   ★★★★★

 堅さ   ★★★☆☆

 明瞭さ  ★★★★★

 分解能  ★★★★★

 

 

総評

ケーブルのレビューは難しいですね。

どうしてもイヤホンの付け替えの手間などあり、前の印象を維持したまま比べるのが難しいという点と、貧乏性なので付け替え繰り返しすぎてコネクタ痛めると嫌だなとある程度まとめて聴いているとよりブレていく気はするので、なんらかの検討材料になれば程度の記事だと思ってください。

 

試していないのですが、うちのイヤホンだとfinal A5000が一番CASSINIの中低音の厚みを増す感じと合いそうかなと思っています。

今回は、Nannaのランクアップ用に購入したのでそのまま使う予定ですが。

 

 

 

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