final MAKE4 購入
まだまだ風の冷たい季節ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
老齢のシュシュ王子は、ここ数年、下痢と食欲不振を定期的に起こし、ギリギリの中で回復を繰り返し頑張って生きてくれています。
今週も急に具合が悪くなったので4回ほど病院へ連れていき治療費だけで3万円を超えている状況です。
ペットを飼おうと考えていらっしゃる方はしっかりと理解してペットをお迎えしてあげてくれればと思います。
治療費以外にも暖房費や少しでも食べられるものとしてあまおう苺とか、珍しい野菜など色々購入し無駄にするのも当たり前なので、なかなかの出費になります。
話は変わりまして、
先日、nobunaga labs 鶯を購入したばかりですが、
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メーカーの誕生日クーポンが使えたので以下の商品を購入してみました。
final MAKE4
¥15,800(税込) ※2023年2月現在
公式サイト:
Make Seriesとは・・・・
イヤホンの部品を比較的簡単に交換でき、自分だけの音を見つけることができるイヤホンシリーズです。
特に今回の第4弾となるMAKE4は、分解せずに調整できる機構を持ち、より気軽なカスタマイズができることが魅力のシリーズということです。
仕様(公式抜粋)
型番 FI-MAKE04
筐体 ステンレス / 鏡面仕上げ
ドライバー ダイナミック型
ケーブル ブラックケーブル / 2-Pinコネクタ
感度 98dB
インピーダンス 16Ω
質量 18g
コード長 1.2m
本スターターキットは、5つの缶ケースで構成されています。
奥の2つのように全部個別包装されています。
各缶個別販売も行われていますが割高になるため、最初は皆さんこのスターターキットを購入される方が多いかと思います。
ケース蓋部にはそれぞれ内容物に応じたアートワークが施され、オシャレ缶となっております。
イヤーピースは、final Type E を5種。
上の写真のセンター左右対称でペアになっています。
ケーブルは、2pin 0.78mmタイプ
標準ケーブルの抜き差しは、手で簡単にできる感じです。
溝と突起があるため、コネクタの向きは決まりますので注意して差し込むように注意!!
ケーブル分離のための道具『MMCX ASSIST』も付属しているのですが、必要ない感じ。
ちなみに、以前に紹介した中華ケーブル「Tripowin Altea」付けてみたところ、かなりサイズが厳しくしっかり押し込むことができませんでした。
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ちなみに半刺しで聴いたところ、低音の量が増えますが、それと引き換えに全体的に音の質が落ちた印象でしたので、ナシだなと判断。
L/Rの判別は上の写真のように、内側に彫られています。
あとは、装着する場合は、本体ユニットの「final」印字が正面に来るようにすると左右が正しくなります。
シリーズの特徴であるカスタマイズに関しては、今回、MAKEダイヤルというものを右回し全振りの状態で満足したので、その調整のみでレビュー進めます。
※チューニング方法については、公式で色々出して頂いているのでそちらをご参照ください。
缶ケースは積むとこんな感じ。15cm~20cmくらいの高さになります。
音に関する雑感
■評価環境
DAP : SONY NW-WM1Am2
イヤホン : final MAKE4
ケーブル : 付属ケーブル
イヤピ : 付属イヤピ(Type E SSサイズ)
カスタマイズ: 構成変更なし・MAKEダイヤル時計回し最大で低音の量感をUP
■音質レビュー(エージング:10時間)
高音 ★★★★★
・キレ良し
・ギリ刺さり気味かも?(エージングで変わる気はする)
・綺麗な音だが固さを感じる
中音 ★★★★★
・埋もれず、綺麗な鳴り方
・ボーカルはしっかりと聴き取りやすい
低音 ★★★★☆
・質は良い印象
・アタック感は感じるが、重さは感じない
・量感は少し少な目に感じる
解像度 ★★★★★
・比較的高い
分解能 ★★★★★
・かなり高い印象
・複数の楽器が重なっても基本的にはちゃんと区別付けられる
音場 ★★★★★
・頭の中で鳴っている感じではなく、頭部周囲に肩幅程度の
ドーム空間があってその空間内で音が配置されている
印象を得られるため、開放的であり見通しの良い音場を形成している。
装着感 ★★★☆☆
・本体は重くは感じない
・標準では耳掛け式ではないため、ケーブルに
下方向に引っ張られるためズレやすい。
・より耳に入れやすくいやーピースのサイズを下げるとズレやすくなる
■総評
全体的に解像度・分解能は高く、かつスッキリした音の鳴り方をしているため、聴き疲れしにくく作業中のBGMとして音楽を聴く際に聴きやすい製品であると感じます。
MAKEダイヤルで低音の量感を上げている状態でフラットに近いくらいの印象を受けますので、低音好きの方は注意が必要です。
finalのEシリーズ特有の円筒形のユニット形状の恩恵か、音が真っ直ぐ届ているかのような直線的な印象を受けます。
また、筐体が金属である恩恵化だと思いますが、音の余韻も固くしっかりとしつつもブレの無い響きを聴かせてくれています。
こちらのイヤホンの感度は、98dBとちょっと低めなのでほかのイヤホンより音量大きめにすることになるかと思います。
一点、このイヤホンで評価をあと一歩上げられない点としては、音の艶やかさを感じないため、パワフルな楽曲も情熱的な楽曲もサラサラした軽さを感じてしまう点かなと。
それでも、普通に、2万・3万円台でもおかしくない良いイヤホンに感じます。
課題
- 缶ケースが嵩張るので保管の邪魔になる
- 缶ケースの1つがキャリーケースとして用意されているが、ケーブル用の缶と同じであり、保管しやすいわけではない
- キャリーケースが中の空間サイズが狭く感じて使いにくい
- 缶ケースを縦に積めるがただ載せているだけのため、ぶつけると崩れるし、横向きに保管とかもできない
- L字プラグが個人的には使いにくい
と、ほぼケースの課題がすべてになります。
あとは、音漏れが結構あると思います。
満員電車に乗る方は、かなり音量を下げる必要が出てくるかなと思います。
購入アドバイス
この価格帯だと、moondrop Aria Snow editionと近しい価格帯になりますが、Ariaは(音場が狭く頭の中だけで鳴っているため)音がすべて前に出てくるカジュアルな鳴り方で、MAKE4は空間を広くとった落ち着いた鳴り方をしている印象です。
どちらを購入しても失敗したと感じることは稀だと思いますが、より万人に受け入れられやすいのはAria SEかもなとは思います。
※Aria SEは音は凄くコスパに優れていてノリノリで聴けるのですが聴き疲れしやすい印象なので、長時間聴きたいとか聴き流ししたいという場合は、MAKE4のほうがおススメです。
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