母の見送りのお話です。
苦手な方はスルーしてください。
石切劔箭神社（いしきりつるぎやじんじゃ）にお参りしたときの話です。
友人は でんぼの神様 と呼んでいます。
子供の頃 でんぼ（腫物）ができたそうで、
お母さまが 石切り神社に祈願されたところ、
すぐにポロッとでんぼがとれたそうです。
霊験あらたかな神社として有名だそうです。
私の母は末期がんでした。
もうでんぼレベルを超えています
昨年、マッハで癌になりました。
（あれのせいでしょう
）
８月の時点であちこちに転移していることがわかり、
年越しは出来ないと言われました。
が、嘘かと思うくらい穏やかに過ごしていました。
それが 大みそかの日に 急に痛みがでて、入院。
そして、もってひと月と言われたのです
病院はあれのせいで面会ができません。
私のできる事は何だろうと考え、石切り神社にお百度参りさせて頂いたのが一月でした。
その後 私は流行り病にかかり寝込んでいる時に
妹が自宅で看取ると言い出し、１月末実家に帰ってきました。
ようやく、フラフラですが動けるようになってから母に会いに行きました。
母は随分痩せていました。話すのが辛そうです。
その後友人や姉妹が会いに来てくれ
母は皆様のエネルギーを頂いたのか２月は元気でした。
話しもできるし、座ることもできたのです。
もしかしたら ガンが小さくなったのかと勘違いしたくらいです。
しかし、３月に入るとガクンと落ちました。
気丈に振舞っていたせいもあるのかもしれません。
お医者さんから もってあと数日と言われました。
直してくださいとは思いません、、、
ですが 痛みを軽減させて頂きたいという思いで
再度、石切り神社にお参りに行くことにしました。
行かなくてはという思いが湧き上がってきたのです。
説明しにくいのですが 直観といえばいいでしょうか。
駅につきましたら 道順の看板に 本宮と上社があります。
なんと石切り神社は２つあるのですね！知りませんでした。
感覚は上社と言っています。
上社に行ってみることにしました。
神殿にご挨拶、
こちらに参拝させて頂けることに感謝し、
母が苦しむことなく天寿を全うできるように願いました。
すると 拝殿から 爽やかな風と共に何かが通っていきました。
身体がぞわぞわというかゾクゾクというか 見えないけれど確かにエネルギーを感じました。
あっ、届いた！とわかりました。
その日の夜
母の様態が変わりました。
次の段階に入ったと感じました。
翌日 会いに行きましたら 呼吸は少しつらそうでしたが痛がってはいません。
意識は もうないと、、、。
私はあるように感じます。
手を握ると 強く握り返してきます。
２時間 ずっと 無言で握っていました。
寝たのか握り返しの力が弱まりました。
ヘルパーさんは まだ大丈夫と言ってくれましたので 一旦家に帰ることに。
すると２時間後 眠るようにいったと連絡が。
すぅ～～っと幕をひくように虹を渡ったそうです
身体のいたるところに転移していました。
治療は抗がん剤なし、服用と塗り薬程度です。
痛がることはありましたが 苦しみ続ける事なく 穏やかに 天寿を全うさせて頂きました。
意識がなくなってから あっという間に あちらに連れて行っていただいた感覚です。
寝たきりになる覚悟をしていました、痛がり苦しむ母を見るのではないか、モルヒネ漬けになるのではないか、
家族でもめるだろうとも、、色々覚悟していました。
そんな事にならず あっという間に あっちに行ってしまいました。
感謝しかありません。
その後 私にわかるように 神社からメッセージが来ました。
忌中が明けましたら お礼参りに行きたいと思います。
ありがたい思いでいっぱいです。
余談
母が体を脱いだ日は３月９日
3と9 で サンキュー
母の口癖は「サンキュー」でした
タイミングよすぎです
どこまでオモロイ人なんだぁ～
告別式の時、お経をあげている私の横に母がいるのを感じました。
一緒に読みたいのか、経本を見せてと言ってきます。
お坊さんがお経を読み終えましたら 横に立って一緒に一礼していました。
弟の嫁のお母さまとお話していましたら 一緒に入って談笑しています。
そこだけ 明るく輝いていました。
母は このお母さまが大好きだったんですね。
嬉しかったと思います。
４９日まで 毎週法要がありますが 行かないとコイコイと言ってきます
だって 傍にいるのにね～
こういうところは生前と変わりません
さっきまでブログを書いている私の傍にいました
今は どっかに行っちゃいました(笑)
一月のお参りは もう一つのblogに書いてます。お時間のある方はどうぞ
最後までお読みいただきありがとうございました。
SHOKO