労働保険事務組合とは、一般的に馴染みがありませんが、要は中小事業主が、経費を持ち寄って労働関係に関する事務を行う組織(組合)です。
当然、加入は任意です。
試験ではよく出題されます。
まず、労働保険事務組合が処理できない委託事務の範囲4つを頭に入れましょう。
①印紙保険料に関する手続等
②労災保険の保険給付および特別支給金に関する請求手続等
③雇用保険の保険給付に関する請求手続等
④雇用保険二事業に関する事務手続等
メインの業務は、概算保険料、確定保険料等の徴収金の申告、納付、雇用保険の資格取得・喪失等です。
(つまり、労働保険料を行政に代行して徴収しているので、労働保険事務組合の責任は重く、設立には厚生労働大臣の認可が必要になります。)