術後2年半検診 | Plan B -腎がん罹患後の記録-

Plan B -腎がん罹患後の記録-

発覚から手術までの体験とその後の人生再設計を記録していきます。

・正確には2年と4カ月検診、無事クリア。

 

・昨年は8月下旬の実施であったが今回はお盆休みに合わせて8月上旬に前倒し。検査の後はそのまま羽田空港に直行して久しぶりに母方の実家のお墓参りを予定。こちらとしては都合の良い日程なのだが、実は7月上旬くらいに病院から「当日の診察は主治医ではなく別の医師が担当する」と連絡あり。詳しい事情はわからないが、やっぱりお盆周辺は避けた方が良かったかもとちょっと後悔。お医者さんだって8月は休みたいのだ、多分。

 

・今回で三回目の術後検診だがいつもの通り検診一週間前くらいからなんだか落ち着かない。これもなんとなくの習慣なのだが、検診一カ月前くらいから好きなレストランに行ったり高めのお酒を開けたり手術前に訪れた神社・お寺には再度お礼とお願い方々お参りしたりと検査日に焦点を合わせて生活のリズムが変わる。

 

・当日朝も案の定、5時には目が覚める。受付は8時半からだがラッシュアワーを避けるのもかねて早めの到着を目指した。とはいえ相変わらずの混雑っぷりで、通勤快速なのでまだましなのだろうが当然座れはしない。ぼーっと電車からの景色を見ながら「やっぱり海の見えるところに住みたいなあ」と妄想しているうちに乗換駅に到着。思っていたより混雑している地下鉄構内に、マンションが増えたからかなあと勝手に想像していると、なんだか雰囲気がちょっと違う、、。ん?!ひょっとして、、あれあれと思っていたらやっぱりそうだ、コミケだ!迂闊(!?)にも、コミケ開催期間とかぶってしまっていたのだ!

 

・駅からコミケ会場への入場専用ラインが設営。なぜか、自然と自分もそのラインに誘導される。自分の周りは独特の熱を帯びた参加者たち。「おいおいオレは病院に行くんだ」と心の中で呟きつつも、考えてみれば平日に私服で大きめの荷物を担いでいるアラフォーは本筋の人と見分けがつかない。妙に納得しつつもなんとか専用ラインから脱出して「オレは関係ない」風を強めにだして病院へ急ぐ。それでも、病院前の交差点では「会場に向かう方はこちらに並んでお待ちくださーい!」と自分に向かって(!?)叫ぶ誘導員のせいでなんだかズルをしているみたいだった。

 

・無駄に朝から動揺しながらも病院に到着。ほぼ一年ぶりでうろ覚えであったが、首尾よくPHSと当日のスケジュールの書かれたレシートを受け取りいよいよ検査が開始。が、尿検査ではうっかり病院に着くなりトイレに行ってしまったため採尿に手間取った上に、CT撮影では受付が別途必要であったことを失念し時間を無駄に費やしたりと細かいトラブルがなぜか続出。調子が乱れたのをコミケのせいにしつつも、来年の検査ではしっかりとこの記録を読み返すことを覚えておきたい。。

 

・なんやかんやで全ての検査が終了し、ほぼほぼ予定通りの時間に診察室前の待機室に呼ばれる。前の人が呼ばれ、思いのほか早くに診察を終えて部屋から出ていく。通常は、1分もしないうちに自分の番になるのだがなぜか、呼ばれない。既に5分経ったのに、呼ばれない。待機室の患者もとっくに一回転しているのに自分だけが、呼ばれない。主治医じゃないからカルテをみているのかなとも思ったが、それにしても長すぎる。「いやいやそんわけないでしょう」と心の中で様々な統計情報を思い返し努めて平静さを保つ。

 

・10分経過したところでようやくPHSが鳴った。恐る恐る診察室に入って簡単に挨拶を交わすと、すぐさま検査結果の説明に入る。主治医は冒頭に「大丈夫だったよ」と言ってくれたのだが、今日の先生は「先ず、肺はこの通りキレイで、ここにも転移は認めないと書かれていて、腎臓は嚢胞の指摘はあるけれど・・・・」と上か順に説明するタイプで、予想外の展開に全然頭に入ってこない。

 

・「結局どーなんですか!」と突っ込みたくなるのを抑えやきもきしているところで、ようやく「ということで問題ないです。」の一言。ここで、ようやくほっと一息。主治医より幾分丁寧な説明は有難いのだが、これが思いのほかナイーブにさせ嫌な汗を掻かせた。一応気にしていた嚢胞は、特段指摘はないということでそのまま様子見。次回検診については、「術後3年経っていないのでこのペースにしましょう」とのことで来年8月に決定。

 

・その他の検査結果は、尿酸値がまさかの6.9。一瞬目を疑ったが手術後初の7台割れ!会社の健診先と比較してなぜか当病院では尿酸値が低めに出る傾向があるのだが、それにしても低い。実は、同じく尿酸問題を抱える上席から「牛乳を飲んだら再検査をクリアできたよ」との助言を得ており、モノは試しにとこの一週間はヨーグルトを大量に摂取していた。今になって思うと、水を飲んで無理くり出した新鮮(!?)な尿だったのが奏功したのかもしれない。が、なにはともあれ改善したのは間違いない。年末年始の健診までは、もう少し気軽にお酒を飲んで大丈夫だろうとすっかり油断してしまっている、笑。

 

・予約を終えて席を立つと、おもむろに先生が「この時期は患者さんも大変ですよね」とポツリ。暑さのことかと思ったらコミケのことで、この時期は良くも悪くも当病院関係者の話題のようだ。会計を終えて病院を出ると、そこにはコミケ会場から駅に向かう人の群れ。今日の熱波の原因はこれなんじゃあないかとビールを飲みに天王洲アイルに寄ることにした。