子どものこと | Plan B -腎がん罹患後の記録-

Plan B -腎がん罹患後の記録-

発覚から手術までの体験とその後の人生再設計を記録していきます。

・退院してから意識しているのは子どもと一緒に過ごす時間。もともと平日以外は子ども優先の生活ではあったけれど、それに拍車がかかったということだ。

 

・わかりやすくは写真の撮影枚数で、病気以前と比べて飛躍的に増大した気がする。残念ながら、自分はもっぱら撮影者の立場で、写真に写っているのは嫁と子どもばかりだけれど、笑。

 

・旅行には当然として、週末のちょっとしたお出かけにもわざわざカメラを持ち歩くようになった。「面倒」と断っていた家族での写真も基本的には嫁の要望に応えるようにしている。できるだけ子供に父親(家族)との記憶を刷り込んでおきたいし、そのためにも記録は積極的に残すべきだなあという思いを病気になってより強くした。

 

・一人息子はもうすぐ4歳。可愛い盛りを一緒に元気に(!?)過ごせたのは自分にとってかけがえのない記憶だ。大げさだかもだが、この時のために自分が存在していたのかとさえ思わせてくれるから不思議だ。

 

・いろいろあったけれど、無事に4歳の誕生日を一緒に迎えられそうであるのにもほっとしている。三つ子の魂百まで。ママボーイに過ぎることころはあるかもだけれど、十分に家族の愛情を感じて優しい子に育ってくれていると思う。随分と気は早いがかもだが、間違いなく誰かのために頑張れる立派な大人になってくれると確信している(←親バカ、w)。

 

・「病気になって良かった」とは言いたくはないけれど、死を一度意識したことで自分の人生で何を優先すべきかが明確になったのは確かだ。だからこそ、今の仕事を投げ出したくなってしまっているのかもしれない、笑。

 

・これからどうなるのかはわからないけれど、思春期を迎える10年後も父親をやっていたいし、反抗期の息子とぶつかったときに、この記録を読み返して可愛い盛りだった頃の思い出を振り返りたいと願っている。