・術後24日目。いよいよ病理検査の結果を得る退院後初の診察日。焦点は、①癌かどうかと②切除したリンパ節が白か黒かの確定。しつこいようだが、この期に及んでまだ「癌じゃあなかったかも」という希望を捨てていない、笑。
・リンパ節転移は迅速病理で一旦は否定されている。これが黒にひっくり返る可能性はゼロではないが、単純なクリアセルであれば速報で間違うことは先ずないはず(≒さもないと迅速病理の意味がない)ということで、さほど心配してはいなかった。
・厄介なのは旅行後に悪化した風邪。微熱とのどの痛みと鼻づまりに苦しんでいた。体はだるいし頭もぼーっとするが、喉の痛みで睡眠がますます阻害される悪循環。さっさと抗生物質をもらうべきだったと後悔し始めていた。
・気にしていたのは血液検査の結果。恐らく炎症反応が出る。炎症反応は予後をみる上での重要な指標(http://www.tmd.ac.jp/med/uro/practice/cure/crp.html)の一つであるため、せっかくの血液検査が攪乱されてしまうことを気にしていた。
・病院には診察予約時間の3時間前に到着。なんとなく落ち着かず、早くに着いてしまった。タバコをやめてから手持無沙汰となる時間が苦手。早々に血液検査に向かうことにした。知らなかったのだが、血液検査の結果が出るまでには概ね1時間半程度かかる(言われてみれば当たり前か、、)。検査結果が診察予約時刻に間に合わないようであれば、診察自体が順次後回しになっていくらしい。時間の都合がつけば、早めに受付を済ませてさっさと事前検査を終わらせておくにこしたことはない。
・今回は早めに検査を受けたのが奏功したのか、ほぼ予約時間通りに診察に呼ばれる。買い物に出ていた嫁とは間際に合流。そういえば、嫁がきちんと主治医に会うのは初めだった。
・主治医の最初の一言は「まだ傷は痛むの?炎症反応が出てるんだけど!」。やっぱりそうですよね、ということで風邪を引いていることを伝える。「声が変わってるくらいだから、まあそうか」ということで、これは一件落着。
続いて、
(1)腫瘍は淡明細胞癌(グレードⅡ)。リンパ節・その他臓器への転移はなし。T1aN0M0で確定
(2)次回検査は6カ月後。問題がなければその後は年に1回のフォローで可
(3)2cm以下では転移の確率はほとんどない。次回は部分切除となった腎臓の形状を確認する主旨
・先ずは一般的な臨床データに沿った結果。恐らく国内で最も多い症例(小径の偶発癌)。いろいろと心配させられたリンパ節への転移疑惑は、疑いを指摘されてから二カ月を経てようやく決着をみることになった。
・一緒に居た嫁が安堵の表情をみせ、それをみて自分も一息つけた。これで、少なくとも半年は告知前の生活に一応は戻れる。その後のことはわからないけれど、先ずはできる限り"普通"の生活ペースを取り戻すことが最優先だった。