術後20日目! | Plan B -腎がん罹患後の記録-

Plan B -腎がん罹患後の記録-

発覚から手術までの体験とその後の人生再設計を記録していきます。

・退院後10日目に相当。この頃の起床は概ね7時。寝床に入るのは22-23時だが、そこからほぼ確実に1.5時間間隔で目が覚める。

 

・入院中は思うように寝れないことに苛立っていた気がするが、自宅に戻ってからは自然に任せるようにした。どうせ休みなのだから足りないのであれば昼寝で構わない。深夜に読書をする気にはなれないので、ネットサーフィンで過ごすことが多かった。

 

・起床後は午前と午後に一時間程度の散歩。退院後2,3日くらいは、これだけで疲労困憊。帰宅後は「ずーん」と腰が重く、暫くは立つ気になれない。

 

・傷口の痛みはさほどではなかったが、間もなく3歳になる子供を抱えるのは当然無理。なにをするにも動作はゆっくりで、これまでの人生になかで最もスローな生活ペースだったかもしれない。

 

・その他の症状として、左脇腹の手術痕からお腹にかけてピリピリと痺れた感覚が残っていた。また食事後には左腰骨の奥の方で鈍い痛みが増す。よくみると、左下腹部に一部がぽっこりと膨らんでいる。

 

・押してみるとポコポコしているので、ひょっとしたら廃液が溜まっているのでは!?と心配したが、その後の診察では「神経を切ったことによる副作用」との説明(事前に言ってよ!)。これは術後2カ月が経った今でもさほど変わらない。

 

・体力の回復を感じ始めると動きたくて仕方なくなる。退院後5日目には、昼前に家族で買い物と神社への御礼参りに出掛けて夕方までほぼ歩きっぱなし。疲れは感じるが不思議と心地よい。思わず23年ぶりにNew Balanceを買ってしまった。翌日も歩く気満々。

 

・調子に乗ると反動はあるもので翌日に発熱。どうやら身内の風邪が伝染ったらしい。いつもならさっさと病院に行って風邪薬をもらっているところなのだが、普通の内科にいってコトの経緯を説明するのはなんとも億劫。なにより、薬はなるべく避けたかった。

 

・そもそも毎日生レモンを摂取しているに風邪ごときに負けるようでは癌細胞に勝てるはずがない。レモンと人参が免疫力を高めるんぢゃあなかったの!?、と自力で治せるはずと意地を張っていたのだが、どうやら細菌性の風邪だったらしく、ここから1カ月もの間、苦しむ結果となった。風邪にもいろいろあるのだろうが、手術後の体力低下は自分が思っている以上だったということかもしれない。

 

・風邪は悪化して行く一方だが、術後20日目にして家族で温泉に行く。まだ傷口が生々しいので、源泉掛け流しの部屋風呂付きの高級旅館。本当は南国のリゾートにでも行きたい気分であったが流石に国外は自粛した、笑。

 

・これまでのように日中からお酒を飲むのでもなく、また長湯をするのでもなく、非日常の雰囲気を楽しむというよりは「無事に退院して温泉に来た」という事実だけを噛みしめていた。一方で、「以前の自分だったらこんなんじゃあなかったのに」なんて落ち込むこともしばしばで、なかなか頭の切り替えは進まない。

 

・翌日は旅館の近くにある梅園を訪れた。季節外れということもあって園内はほぼ貸し切り状態。病気になる以前はこんなところにわざわざ散歩をしになんて来なかったと思うが、弱っているせいかはたまた年相応になったのか随分と楽しめた。雨上がりの新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込んで、再発転移になんてなってたまるかと奮い立たせた。