フライトシミュレーター 〜 RNP Approach 〜
空港周辺が視界不良の時に飛行機が安全に着陸するためにいくつかの方法があります。
以下、素人なりに調べたものです。
最も信頼性が高い方法が、ILS(Instrument Landing System)です。
LOC:ローカライザー(水平方向の誘導電波)とG/S:グライドスロープ(垂直方向の誘導電波)でできた滑走路までの電波の滑り台に乗って着陸する方法です。
地上設備、飛行機側の機器が整っていれば着陸までオートで可能です。
ILSを設置するためには、地形上の制限があり、設置とメンテナンスの労力とコストも必要です。
例えば、松本空港のようなすり鉢の底のような場所には設置できません。
また、山の上の空港に設置するには、思いのほか大きな構造物が必要になります。例えば広島空港では谷に長大な橋のような構造物を造りその上の灯火を設置し、さらに電波高度計が反応するように金網を張っています。
RNP(Required Navigation Performance) Approachは、空港までの進入経路上のいくつかのポイントを飛行機のGPSレシーバーが拾いながら滑走路近くまで進入する方法です。
精度はILSに劣りますが、地上設備が不要、どこの空港にでもルート設定の可能性があることが利点です。
松本空港のRNP Approachです。
ちょっと複雑な経路ですが、FMSがGPSレシーバーで拾ったポイントを辿ってくれます。
X-Planeのデフォルト機体、B737-800のFMSではデーターが古く、現在のチャートの全てには対応していません。
対応している空港を探していくつか試してみました。
福島空港のRNP Approach Chartです。
上のチャートのMATUNでの福島空港RWY19に向けての最後のターンです。
対地高度900ftあたりですが、このあたりまでオートでもってこれました。
着陸はマニュアル操縦です。
と、いかにも知っているように書きましたが、
実はまだまだ要領を飲み込めておらず手探りで状態です。
松本空港なんか興味津々なんですが、残念ながらデフォルトB737-800では対応していません。どうやったらできるか調査中です。
何か良い方法でも見つけたら書いてみたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。