世界のレースはスリックタイヤが主流になっています。
昔は「滑るタイヤをどうコントロールするのか」
今は「余るグリップをどう有効に使うのか」
時代は変わったんだ。
もちろんグリップを使い切った先には滑るタイヤのコントロールとなりますが、その手前で壁にぶつかってしまうのです。
では昔はどうだったのか❓
レースはスリックタイヤが普通だった。
私が全日本を走っていた1990年~1995年、全日本のカテゴリーの中で溝付きのレースは無く、ワンメイクタイヤのレースも無かった。
矛盾してるだろ❓
これからはスリックタイヤを知らないライダーが増えていく。
世界との差が開いていく。
これ、ライダーだけの問題では無いんだ。
メカニックのスキルにも影響してくる。
もちろんこの高齢化の中、世界を目指すライダーにレギュレーションを合わせる必要があるのか❓
これね、今私が直面している問題なんだ。
ARRCで私が担当している石井選手は世界を目指していなかったし、私もそんな事になるなんて想像していなかったからそういった教育をしてこなかったんです。
千田選手はその逆で世界を目指してきた。
両極端な二人のライダーを担当してみて技術の差は明らかで、その結果がSUGOでのタイム差なんだ。
かといって小排気量で国内でスリックタイヤで走れるレースはS8かGP3。
石井選手だけでなく、これからのライダーにとって同じような問題は出てくるだろう。
それで、これからどうしていくのかって事なんです。
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