LS零戦21型初版 1964 1/75
LS 1/75シリーズ(全6種、彗星・ゼロ21型・ゼロ52型・
隼1型・隼2型・2式水戦)の1つ
LS21型再生
スタイルは結構良好で凹モールドは1964年とは思えないデキなんですが、機首の形状・サイズがよろしくないようで・・
約60年も前のプラモをいじっても意味ないですが、再生してるとつい、いじってしまいたくなります。1964年とは思えない凹モールド表面処理で全体的には良いスタイルなので、機首だけゼロ戦の雰囲気が出るようにしてみます。
21型組説(インスト)おもて 初版~3版
表にはびっしりと零戦の解説。左下に「1964年2月」
LS21型のインストはちょっとややこしいです。(52型はもっとややこしい)
この表側は初版~3版に共通ですが、会社名・印刷色等、細かい相違点があります。
ただし2~3版インストの裏面には空欄が2か所あります。
裏面は組立図
最初期版インストには上画像の左下「尾翼のマークの貼り方」がのってません。
LS21型初版~3版デカール
1964年当時の国産プラモのデカールは、日の丸だけとかが多かったですが、LSは当時から部隊番号までついてました。初版~ベビーモーター3版まで共通です。
1973年の石油ショック後、75‐76年頃に再販された小箱4版からは日の丸だけになってしまいます。
1968年「1/75シリーズ」は
なんと中身はそのままで
「1/72傑作機シリーズ」として第2ロゴ新箱で再販。
この箱にはSTマークがついているものもある。STマークは1971年からなので3版と同時期に販売されていたことになる。
しかし3版にSTマーク付を見たことがないような・・・
LS零戦21型 2版 1968 1/72
主脚非可動になりました。
まだモーターライスではありません。
★上の画像の個体には「STマーク」が付いてます。
ST(安全玩具)マークは1971年後半ごろから使われました。3版ベビーモーター仕様は1970年からの発売なので、3版が販売されていた時期にベビーモーター仕様ではない2版も同時に売られていたことになります。
したがって2版箱にはSTマーク有り無しの2種が存在します。
ところが3版ミニベビー版にSTマークがついているのを見たことがありません。3版は1970年発売ですから、2版に付けたのなら時期的に3版にも付けるべきなのですが、もしかするとペラが回るので安全玩具として認証されなかった?・・よくわかりません。
★と、思っていたら、3版にもSTマーク付が存在してました。
インスト表側は初版と同様ですが、裏面に空白欄が2つ(⑩脚取付と最後のスタンド図)あります。
2版では主脚は非可動で脚の根本は十字形ではなく、接着穴に差し込む1本棒になりましたが、インストの①「脚の組立図」は初版のまま根本十字形の図になってます。
1969年 マブチがミニベビーモーターを開発。
早速2版をミニベビー仕様にした3版を発売。
箱絵は同じでも2版と3版では発売年にズレがあり、内容も非可動からモーターライズと大きく変化してますから、2版3版と区別しました。
LS21型 3版 ミニベビー仕様 1970
箱絵は2版と同じですが、スイッチレスのマークが入りました。
2版と比べてモーターライズ専用スタンドや金具、補助インストと内容が増えたのですが価格は100円のままです。
2版にくらべて3版の内容は「豪華」です。これで価格100円とはLSもがんばったようですが、非可動2版とモーターライズ3版が同時に販売されていたなら、スタンドも省略された2版より3版買った方がお得ですよね。ならば2版には主脚収納ギミックを残しておけばよかったのではという気がするのですが・・
STマーク付3版
3版ではモーターライズ用パーツが新たに付けられました。
3版はパーツ袋にヘッダー(紙タグ)が付くことが多い?
ミニベビーマークがついているヘッダーがこの3版と理屈ではマッチますが、異なるヘッダーもつくことがあります。
ヘッダーなしで「零戦21型」の名票がはいる初版型もみかけます。結構いい加減だったようで・・。のちのちコレクターが入れ替えたのかもしれません。
3版(ミニベビー仕様)に付属する補助インスト
52型の3版にも同様な補助インストがはいってます。
LS21型再生
ファインモールド(2007)やタミヤ(2012)を見ながら、機首だけ少しそれらしくしてみようといじってますが・・
LS21型の機首は1/72サイズの長さ・幅があるし、カウリングは1/75。なんかアンバランス・・
つづく