陸上自衛隊 60式自走106mm無反動砲

オオタキ 1/23 ? 1964

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オオタキらしい勇ましい箱絵ですね。
ミサイルまで装備・・右の車輌は対空射撃中?


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縮尺1/23?

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転輪の数とおまけミサイル以外は、まあ60式っぽい?
発射姿勢をモデル化してます。


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60式自走106mm無反動砲

太平洋戦争後の1960年に採用。初の国産キャタピラ式戦闘車両。
アメリカ製対戦車無反動砲M40を2本搭載し、草むらや窪地に
隠れて、侵攻してくる敵戦車(当時の仮装敵国はソ連)を初弾で
撃破する対戦車兵器。

対空射撃は無理でしょう・・


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太平洋戦争でバズーカパンツァーファーストも持たなかった
日本軍は、米軍のM4シャーマン戦車などに非常に痛い目に
あわされました。

「地雷を抱いての肉弾特攻」という悲惨な戦闘を強いられた経験
が、開発の動機だったのでしょうか・・・

*1945年8月のソ連満州侵攻時に90式野砲でT34を組織的に撃破した記録は
 あるようですが・・


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口径106ミリもありますから超強力
 ソ連のT55でも吹っ飛ばせます。

*第2次大戦中の米軍のバズーカは60ミリ。
 朝鮮戦争で北朝鮮のT34/85に効果がなかったので、
 急ぎ配備したM20スーパー・バズーカが89ミリ。


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格好は「戦車」ですが、装甲は無いも同然。だから「自走砲」

しかも、次発装填は車外に出て行う。
自動装填装置なんてありません。

発砲音と煙は目立つので、撃ったらすぐ陣地変換で逃げる。



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照準がアナログ。
スポットライフル(12.7mm)でまず目標を射撃。その曳光弾が
目標に命中したら、即発砲。
万一はずした時のための2連装。
(米軍のオントスは6連装)
でも、絶対はずせない・・1発くらえば・・(恐)

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そのような戦闘が戦後70年間、おこらなかったことは幸運でした。
これからも平和であるといいですね。
(トランプ大統領誕生~在日米軍撤退~日本核武装まったなし?)


アオシマ 1/72 現行品です。

無反動砲を収納した姿勢です。
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無反動砲の射程は7キロもあるけど、ライフルの射程が1000mくらいしかないので、念入りに偽装して敵戦車が近づくのを
じっと待つ。

まあ、起伏が多く草木生い茂る山野では今でも有用でしょうが、
市街地ではちょっと初弾さえ撃てるかどうか・・

スポットライフルでまず目標に命中させて~なんてやってたら、
まず発砲もできないでしょうな。(2008年全車退役)


ファインモールド新製品

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射撃時は無反動砲と車長キューポラがせり上がる・・
なかなか器用な日本的自走砲。

いろいろ欠点はあるけど、戦時中の日本軍は重い山砲や重砲を
分解し、人力搬送して苦労しましたから、豆タンクとよばれた
小さな自走砲ですが、かなり便利な対戦車兵器ですな。


1960年代 オオタキ以外のメーカーもこれを発売してました。

イマイ マメタンシリーズ 1962

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これはゴムキャタではありません。
車体内部の車輪をゴム動力で動かします。


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緑商会 リモコン60式自走砲 1962

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リモコン式ですが、これもゴムキャタではありません。
車体内部の車輪をモーターで動かします。


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三共 ミンクシリーズ 1962

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これはモーター動力ゴムキャタ式です。
手のひらサイズのマメ戦車プラモ。


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日本ホビー 1/20 1964?

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日本ホビーはパノラマボックスシリーズとチャンピオンシリーズ
からも60式を発売してます。



国産ということで、1960年代、61式戦車ほどではないですが、
結構多数のキットが発売されてたようですね。


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おしまい