炉

 

7日に立冬を迎えました。

お茶の季節は大きく分けて2つ。

立夏と立冬を境に、設えが変わります。

そしてお茶の世界ではお正月、と

言われるほどおめでたい時候です。

 

昔はこの頃に保存しておいた茶壺を開けて

お茶を挽いていたのだそうです。

さぁ、また1年お茶を楽しみましょう!と

感謝と嬉しい気持ちに溢れていたのでは。

 

お稽古でもあやかって、茶壺を

床の間に飾り、設えも炉へと

様変わりします。

お湯の沸く音(松風)も

変わってきますよね。

お茶らしいなと感じるのは

私自身も炉の季節だったりします。

 

ただ過ぎていく日々が、些細な

小さなことでも季節を取り入れていくと

メリハリがついて充実したように

思えていくから不思議です。

 

季節の果物1つでも、お花でも

スイーツでも紅茶でも。

スタバのメニューだって

その時のものを取り入れると

新鮮で楽しい。

 

そういう今を楽しむ感覚を

大切にしていきたいと思っています。