大学時代の恩師からLINEが来ました
1行の文章にフルネームで署名
あまりにたどたどしいその一文が私にはとても温かかった
私の状態ではメールよりもLINEの方が連絡を取り易い(ボタンの位置の問題)事を知った先生が、初めて挑戦してくれたLINE
シャイな先生で誰にでも心を開くわけではないのだけど…先生の持っている膨大な知識と経験は本当に魅力的で、心の奥にある純粋な優しさに触れると、自分も高みを目指してみたいと学ぶ意欲を駆り立てられる尊敬している先生

実は、以前入院している間に先生は退官された
本当に多忙で、大学や大学院でも大役を担っておられたから、退官後はやっと先生の時間が出来ると思っていたら…
先生が大病をされて、今度は毎日病と闘う日々
先生が私達学生に時間も身体も削ってたくさんの事を教えて来てくれたのに
何の恩返しも出来なかったな
社会に役立てることも出来なかったな
でも、今も諦めずに前を向こうと思えるのは、何かを学んでみたいと思えるのは先生のお陰です
恩返しって恩を受けた人に対してはなかなかできないものです
親にしても、先生にしても、友達や仲間にしても、社会にしても、自然にしても
その恩はあまりに大きくて返しきれない
だけどね、そんなたくさんの恩を受けて生かされているって事に気付けるだけで、自分を大事にしようと思える
不甲斐ないし、情けないし、弱いし、惨めだけど…そんな時はなかなか恩にも気づけないけど…
だけど気づけた時、自分にも何か出来ることがある時は、目の前の誰かに、近くにいる誰かに出来る事を出来たら、いいのだと思う

きっとそれが小さな恩返し、たくさんの優しさや思いやりで生かされいる私の恩返し
今こうやって、やわらかい心でいられるのは、あなたのおかげです
本当にありがとう
いやぁ、書いていて思う。ありがとうでは伝えきれないね。この気持ち。