育てたように育つ

子どもって、育てたように育ちますよね。
褒められて育つと褒められたように育ち、
けなされてばかりいる子はけなされたように育つようです。
親の言葉は子どもにとって暗示のようなもの。
ダメな子、わるい子、怠け者、と毎日のように言われ続ければ、
自分はそういう人間、と誰でも思うようになります。
また、けなされてばかりいる子は、
褒められてもそれを素直に信じることができなくなってしまいます。
受け止めてもらった子は、他者を受け止めることができますが
受け止めてもらえなかった子に、受け止めることは難しいです。
まずそれがどういうことか、というのがわからない。
そして受け止めてもらえなかった子は、
深い関わりを極端に恐れるか、拒否するようにもなります。
どうしていいかわからなかったり、
不適切なコミュニケーションを、そうするものだと学習していたり。
子どもをけなしたくなったり、
変えたくなったり、
言うことを聞かせたくなった時、
本質となる問題、向き合う問題を抱えているのは親の方なんですが、
その、そもそもの問題の所在の認識が違ってしまい、
問題がどんどん大きくなっていってしまうんだろうなと思います。