非定型うつ病と仮面うつ病 | Cherish a feeling

非定型うつ病と仮面うつ病

従来のうつ病と異なるタイプの非定型うつ病。
1994年にアメリカで新しく分類されたそうです。
20代~30代の女性に増えているとか。


クローバー非定型うつ病の症状

・気分の浮き沈みが激しい
 (嬉しいことがあると気分がよくなる)

・過食傾向 体重増加

・全身の倦怠感(身体が鉛のように重い)

・他者の言葉に過剰に敏感で
 親密な人間関係を築くのが困難である

・他者の批判を恐れるあまり、
 人間関係に気を遣い過ぎる傾向にある

・イライラした落ち着かない気分になり、
 注意力や集中力が散漫になる

・些細なことで突然怒りだす(キレる)

・突発的に人間関係を切ってしまう事もある



クローバー非定型うつ病の性格傾向

・人の顔色を伺う、世間体を気にする
 など気を遣い過ぎるタイプ

・敏感、繊細

・自己主張するのが苦手である

・対人恐怖的な傾向


ヒヨコ
環境的には、親にしっかりと愛され、
抱きしめられずに育っていないなど、
愛情飢餓環境で育った人に多く、
小さいころ”良い子”と言われていた
人に多いのも特徴だそうです。



ヒヨコヒヨコ
対処としては、従来のうつ病と
 決定的に違うと感じるのが
 ”少し励ます”というところ。

また、生活に目標を持ち、
可能な限りは仕事に行くなど、
生活リズムを整えることも大切、
だそうです。


ヒヨコ
うれしいことがあると気分がよくなることも
あることから、周囲からは性格的な問題と、
「気まぐれ」とか「怠け者」と軽視されて
しまうこともあるそうですが、

そのように評価されてしまうと
余計に落ち込みの原因になり、
症状が悪化することも考えられます。


ヒヨコヒヨコ
従来のうつ病の場合、多くが絶望感に
よって自殺を企てるそうですが、
非定型うつ病は、周囲の人への
SOSのサインとして衝動的に
自殺を図る恐れもあるそうですので、
いずれにせよ、まわりの人の
暖かい見守りは大切ですよね。


ヒヨコ
人によって治癒のきっかけは
さまざまですが、症状に見られるように
人間関係がポイントになることも
多いそうですので、

不安やイラ立ち、焦燥など、
不快な刺激の原因となるような
相手からは離れた方がいいようです。

治療方法としては、薬による治療に加えて
認知行動療法などの心理療法的アプローチも
必要だそうです。




しかし、こんなふうに、
親の関わりは、大人になっても
子どもを追い込んでしまうんだなぁと、
改めて感じます。




クローバー仮面うつ病とは

うつ病でありながら、身体症状が
全面に出てくるため、精神症状が
仮面に隠れていると言う意味から
仮面うつ病と呼ばれており、
特にサラリーマンに増加しているそうです。


クローバー仮面うつ病の症状

・肩こりや頭痛、腰痛、胃痛

・便秘や下痢など胃腸症状

・発汗、息苦しさ

・めまい、食欲不振、疲労感



ヒヨコ
気分の落ち込みや不安よりも
身体症状が長く続き、うつ病とは思わずに
内科を受診するのですが、検査しても
異常がないために医師から心因性では
ないかと精神科受診を勧められて
気づくケースも多い、とのことです。


ヒヨコヒヨコ
ただ、精神科を勧められても
自分は身体的に疲れているだけで
精神的に疲れているのではないと
拒否する人も多いそうですので、
そのために重症化することのないように
家族やまわりの人が異変に気づいて
気にかけるなども大事ですよね。


ヒヨコ
仮面うつ病は、従来のうつ病の
形態のひとつなので、
治療には同じく、充分な休養と
投薬、心理療法などの治療を
行うということです。



認知され始めたうつ病ですが、
本人も拒否してしまったり、
まわりに怠けていると評価されたりと、
誤解も多いのですね。

でも、時にはそれが
症状を悪化してしまうこともあるので、
気になる症状があるときは、
自分で判断せずに受診してみることも
大切なのでは、と思いますね。