うつ病の要因・構造
うつ病は、たいへんポピュラーな病気である、
ということですから、自分自身もそうですが、
家族がかかったりすることもあるかもしれないので、
ある程度の知識を持っておくと安心ですよね。
さて、
うつには内因性・外因性・身体因性のものがあります。
内因性うつ病
体質や遺伝など、内部的な要因が発症の原因
外因性うつ病
ストレスなどの精神的な重圧が発症の原因
身体因性うつ病
病気など身体的なものを発症の原因とする
また、うつを発症した方の病前の性格に
共通性が見られるとして挙げられるのが、
メランコリー親和型性格(テレンバッハ)
・几帳面
・秩序と安定を愛す
・責任感が強い
・完璧を目指す
・仕事熱心
・凝り性
・自責的
・人間関係ではなるべく衝突を避け、
他者に合わそうとする
・周囲の人からは模範的でまじめな人
・頼まれると断れない
・融通がきかない
他に見られる性格要因
・未熟な神経症的性格
・自己中心的
・自主性に乏しい
・依存的
・思い通りにいかなかった時
落ち込みやすい
うつ病を来たす要因
・環境の大きな変化
就職 結婚 退職 出産 転職
職場状況の変化 転勤 昇進
仕事がうまくいかない
家庭内トラブル
育児 引っ越しなど。
・身体の病気 老化
・近親者の病気・死別・別離
・物事を成し遂げて大きな荷をおろした時
・トラウマになるような出来事
安定と秩序を愛す、というのは、
言い換えれば変化に弱いと言う事なんですね。
うつ病の構造
・順調希求の姿勢
調子の良い時、晴れやかな時の
自分しか認められない
・時間の分断化
調子がわるくなると
そのことにしか目がいかなくなる
・現在の自分の否定
調子のわるい自分は本来の自分でない
・高い要求水準
調子の良いときが普通の自分である
「自分は単に普通を望んでいるだけだから
高望みはしていない」
・過剰反応
周囲に無理に合わせることで
ストレスを増やす
・対象との一体感
自分を取り巻く状況や自分に関係のある対象が
順調であることを常に望み、その状況や対象に
一体感を思わせるほどに依存している
(子どもの不調も許せない)
・病い意識
自分自身が宿命的にうつを担った人間であると
いう考えに追い込まれ、ちょっとしたぐらつき
にもこの病い意識に結びつけてつまづいてしまい、
なかなか立ち直れない
<参考文献>
平井孝男著 心の病いの治療ポイント
うつは、人それぞれ、さまざまな
要因や環境で発症します。
うつとうまくつきあう、ことが大事かな、と。
次回は、最近若い女性(20代~30代)に
多いと言われる非定型うつ病について
書いてみたいと思います
ということですから、自分自身もそうですが、
家族がかかったりすることもあるかもしれないので、
ある程度の知識を持っておくと安心ですよね。
さて、
うつには内因性・外因性・身体因性のものがあります。
内因性うつ病体質や遺伝など、内部的な要因が発症の原因
外因性うつ病ストレスなどの精神的な重圧が発症の原因
身体因性うつ病病気など身体的なものを発症の原因とする
また、うつを発症した方の病前の性格に
共通性が見られるとして挙げられるのが、
メランコリー親和型性格(テレンバッハ)・几帳面
・秩序と安定を愛す
・責任感が強い
・完璧を目指す
・仕事熱心
・凝り性
・自責的
・人間関係ではなるべく衝突を避け、
他者に合わそうとする
・周囲の人からは模範的でまじめな人
・頼まれると断れない
・融通がきかない
他に見られる性格要因・未熟な神経症的性格
・自己中心的
・自主性に乏しい
・依存的
・思い通りにいかなかった時
落ち込みやすい
うつ病を来たす要因・環境の大きな変化
就職 結婚 退職 出産 転職
職場状況の変化 転勤 昇進
仕事がうまくいかない
家庭内トラブル
育児 引っ越しなど。
・身体の病気 老化
・近親者の病気・死別・別離
・物事を成し遂げて大きな荷をおろした時
・トラウマになるような出来事
安定と秩序を愛す、というのは、
言い換えれば変化に弱いと言う事なんですね。
うつ病の構造・順調希求の姿勢
調子の良い時、晴れやかな時の
自分しか認められない
・時間の分断化
調子がわるくなると
そのことにしか目がいかなくなる
・現在の自分の否定
調子のわるい自分は本来の自分でない
・高い要求水準
調子の良いときが普通の自分である
「自分は単に普通を望んでいるだけだから
高望みはしていない」
・過剰反応
周囲に無理に合わせることで
ストレスを増やす
・対象との一体感
自分を取り巻く状況や自分に関係のある対象が
順調であることを常に望み、その状況や対象に
一体感を思わせるほどに依存している
(子どもの不調も許せない)
・病い意識
自分自身が宿命的にうつを担った人間であると
いう考えに追い込まれ、ちょっとしたぐらつき
にもこの病い意識に結びつけてつまづいてしまい、
なかなか立ち直れない
<参考文献>
平井孝男著 心の病いの治療ポイント
うつは、人それぞれ、さまざまな
要因や環境で発症します。
うつとうまくつきあう、ことが大事かな、と。
次回は、最近若い女性(20代~30代)に
多いと言われる非定型うつ病について
書いてみたいと思います
