家族えん会議 | Cherish a feeling

家族えん会議

週末、エンパワメント・センター主催、森田ゆりさんの

【家族えん会議ファシリテーター養成講座・基礎編】

を受講してきました。

世界各国で、“家族グループカンファレンス”などの名称で

実施され、大きな効果を発揮しているということです。



やはり根底にはエンパワメント、人権の尊重ということを

基盤にされています。



かなり画期的で、ぜひ日本でも他国のように

司法介入の元に定着してほしいと思います。



実際ロールプレイにおいて

いじめの加害少年役をやらせてもらった私は、

自分の当時を思い返し、ひねくれて自暴自棄な気持ちで

やらせてもらったにも関わらず、この会議の中で

みるみる自分の気持ちが変化していくことに驚きました。


「あぁ、こんなふうに変化していくのか・・!」

「私の時もこんな方法があったらなぁ・・」

などと思いつつ、本当に感嘆しました。


やはりこれは、行動や人格を責めるのでなく、

事実だけを述べ、加害者もその事実を認め、謝罪し、

ファシリテーターのエンパワメントを基盤にした進め方により、

参加した全員が問題を解決していくために

一人一人が何ができるのか、どうサポートするのか、

考えて納得して決めていくという過程の中で、


孤独や寂しさなどの絶望を抱えて問題を起こした加害者が

「人との繋がり」という暖かなもの、感じられなかったもの、

本当に欲しかったものを感じ取ることで、

自ら更正していこうという気持ちが芽生える、ということが

大きいのだろうなぁと思います。



罰を受けたくないから、ではなく、

自分が生まれ持つ生きる力への気づきを促し、

それを活用するためにサポートをしてくれる人がいる、

助けてくれる人がいる、と思えるように、当事者を囲む

コミュニティの力をも最大限引き出し利用するという



まさに人間の持つ内なる力を再確認できるような方法だと思います。

これはすごいなぁ・・!!と思ったのが率直な感想でした。



いつもながら森田ゆりさんの研修には実際に子どもの虐待など

さまざまな問題に介入している専門家の方が全国から集まるので、

それらを踏まえたいろんな質問や意見が飛び交いましたが、

どのようなケースにも即座にあらゆる角度から素早く思考を

巡らせて適切な応答をされることに驚いています。



さすが・・頭が切れるとはこういうことを言うんだろうなぁ、

アサーティブネスってこういうことだな、と今回もたくさんの

刺激を受け、興奮気味に帰路に着きました。



脳が満杯状態でとても書ききれないのですが・・

実践編もぜひ受けようと思っています。


めちゃくちゃ楽しいんですよね。

頭の中の霧がひとつひとつ晴れるような感覚もあります。

森田ゆりさんは、ほんとカッコイイ・素敵な方です^^