良いお母さんにならなくていい。 | Cherish a feeling

良いお母さんにならなくていい。

良い母にならなくていい

私はこのことに気づいてから、

とても気持ちがラクになりました。

肩の力がスーッと抜けていくような・・



“良妻賢母”“母親らしく”

よく使われますが、実体のない表現ですよね。



お世話になった専門家の方が言われた言葉に

「自分は自分以上でも以下でもない」

というものがありました。そして、

「自分以外の誰かになろうとしなくていい」

ともおっしゃいました。



“ 良妻賢母 ”や“ 母親らしい母 ”というのは、

世間一般というこれもまた実体のないもの

がつくり上げたイメージであって、

“ 自分自身 ”ではありません。

しかもその“ 世間一般のイメージ ”というものは



「特定の誰かが得をするための便利なもの」

「個人を狭い枠に嵌めようとするもの」かもしれません。



常に完璧を求められる、あるいは誰かの期待に応える、

なんて、想像するだけでドッと疲れてしまう。

私はそんなふうに思っています。





タイトルのとおり、完璧な人間なんていないように、

完璧な親なんていないし、無理しなくていいんですよね。



母親だって疲れていたり、気持ちに余裕がなかったり、

日によっていろいろと気分も違いますよね。

なんだか調子が良くない日まで、

“ 母親らしい ”“ 良妻賢母 ”

の仮面を被ってニコニコ優しくしているなんて・・

余計にストレスが溜まりますよね。



「そんな時もあっていい」

「まぁ、そんな時もある」



そんなふうに調子の良くない自分もOKにして

子どもに優しくできなかったときは、

少し冷静になってから



「ちょっと言い過ぎたな」

「言い方がキツかったな」と



“ 気づいたら謝ればいい ”そうです。

「さっきはお母さん言い過ぎたね。ごめんね。」

それだけで、子どもは安心するそうです。



誰だって失敗はありますよね。

自分の失敗にOKを出せる人は、

人の失敗にもOKを出せます。

寛容になれるんですね。



子どもの失敗にもイライラしなくて済みます。

謝ってもらえない子ども、

失敗を常に責められる子どもは、辛く寂しいです。



良い母や妻賢母になろうとすることは、

“ 自分を自分以上に良く見せようとする ”

ことにも繋がります。



でも、やはりそういうのは続かないです。

自分を追いつめることになりますから・・

子どもにとっても良くないですよね。



無理せず焦らず、自分のペースで。

それには自分自身について、よく知ることも必要ですね。



良い母にならなくてもいいんです。

自分のままでいいんです。

それが、子どもの幸せにも繋がる。

私はそう思っています。