時が過ぎるに連れて日本の古き体質が変わりつつある。
最近は体罰による事件がよく取り上げられている。
柔道の園田監督の一方通行な信頼関係という言葉が印象的であった。
もちろん僕は適度であれば構わないと思うが、気になるところは日本人の束縛欲とでもいうのだろうか。
それが他の国よりも少し行き過ぎている点。
だから日本は今危機的状況に追い込まれているとも思う。
人から、先輩から、上司から、目上の人からの提案は暗に命令を意味し、断ることをすれば嫌な雰囲気が流れ、なぜか提案しているにも関わらず提案側も少なからずショックを受ける。
そこに相手の意思はない。
行き過ぎた体罰もそう。体罰に限らずパワハラという比較的新しい言葉も、結局は自分の思う通りに動かないからとか嫉妬などが含まれるから生まれてくる。
はるか昔からの根強い体質が、島国という環境も力を貸して日本人の国民性を作り上げた。
実にくだらない。
『日本人は主張をしない』と世界の共通認識はこれが大きな理由を占めると思う。
断ったら輪が乱れる、怒られる、嫌われるんじゃないか。
輪を意識するがあまりに輪を乱すことや人のことを気にし過ぎるそんな日本の悪しき風習が今の日本を作った。(もちろん逆の側面で見ることは日本の魅力であることも言うまでもないが)
こういった事がおもてに出てきてくれることは良い事でもあるが、日本国民がそれにあぐらをかき、意味を履き違えたらおかしなことになる。
その一つの結果として、モンスターペアレンツなどという低俗な人種も生まれてくる。
サッカー日本代表監督のザッケローニの言葉などを横流しして安易に他国の文化を取り込むのではなく、あくまで人間としての本質の熟考からの文化への落とし込みが新たな日本文化を作る上で非常に大事である。
これから出てくる様々な問題がより良い国への力になる一歩となることを切に願う。
ありのままに飾らずに
高みを目指して
高田圭人
iPhoneからの投稿